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現代っ子の新入社員がドン引き!嫌われるアラサー先輩像とは

まもなく4月。会社にも新入社員が入ってくる時期です。新人のころはやたらと先輩たちが素敵に見えたりしましたが、一方で社会人の洗礼を受けた人もいるかもしれません。アラサーガールからすれば、もはや懐かしい話……ですが「新人に嫌がられるのは上司のうざいオッサンたち」と決めつけていませんか?新人たちと身近な立場にいるつもりでも、気づかぬうちに煙たがられちゃうことも。最近の新人たちは、どんな先輩に苦手意識を感じるのでしょうか?社会人歴3年目以内の男女に、新人時代に経験した「アラサー先輩のNG行為」を挙げてもらいました。

ノータッチ

意外や意外、いちばんに挙がったのは「ノータッチ」「見て見ぬふり」でした。

「自分の会社では、新人にそれぞれ面倒を見てくれる先輩がつくのですが、その先輩がいないとき、トラブル系の電話があって困ったことがありました。たまたまその時、別の30代の先輩が僕の近くに座っていたので、困ってその先輩に頼ろうとしたんですが……僕が困ってるのを察知したその先輩は、『あ、ごめん俺ちょっと忙しいから』って相談する前に出て行ってしまった。手持ちの仕事で忙しいのはわかりますが、無駄な仕事を増やしたくないから余計なことには関わりたくない、みたいな姿勢はひどいと思います。先輩だって新人時代があったのなら、僕らが右も左も分からなくて困るってこと、知ってるはずなんですけどね」(2年目/不動産)

面倒なことには関わりたくない、自分の仕事で手一杯、という気持ちは分かりますが、同じ会社で一緒に働く新人くんたちが困っていたら、助けてあげる大人の余裕を持ちたいものです。

何でも教えたがる

2番目に挙がったのは、「ノータッチ」の逆。「何でも教えたがる」

「自分には自分のお世話係の先輩がいたんです。でもその人とは別の先輩が、ことあるごとに『あいつはこう言ってたけど、こうしたほうが絶対にいいよ』とか言ってきて。アドバイスはありがたいんですが、別の指示を出されると、どっちの指示を聞けばいいのか分からない。本当に困ります」(3年目/金融)

逆に教えたがりな先輩も、新人さんにとっては困りもの。私たちも、2人の上司から別々の指示を出され、困ったことがあるのではないでしょうか?特に新人だと、どうすればいいか本当に困ってしまうはず。困っている時に助けるのはいいですが、余計な指導には気をつけましょう。

上司の悪口を刷り込む

次に挙がったのは「上司の悪口」これは新人でなくてもNGですよね。

「研修でお世話になることになった部署の方たち数人が、すぐさま歓迎会的なノリで飲みに連れて行ってくれたんですが、その場ではひたすら上司や社内の人間のウワサ話。盛り上がるのは分かりますし、面白くもありましたが……次の日からついその人のことを色眼鏡で見てしまったり。無知な新人に、変な情報を刷り込むのはやめたほうがいいと思う」(1年目/マスコミ)

会社のメンバーで飲みに行くと、ついつい社内の人間の噂話が出るのは仕方ないこと。しかし無知な新人に偏見を持たせるのは、あまりいいことではありせん。新人と一緒の時は注意したいものです。

たぶん気づいていない昔自慢

「先輩たちは『昔はよかった』っていう上司の言葉に、いつもウザそうにしてますが、実は『うちらが若い頃は~』って話、よく新人の子にしているのを見ます。不快な『昔話』をするのは上司のオジサンたちだけじゃない。オジサンたちの文句を言いながら、すでにあなたたちも似たような『昔自慢』をしてますよ、とよく思う」(3年目/事務)

言われてみると、「私たちが新人の頃は~」という話、しちゃっていませんか?新人たちからすれば、「10年近くも前の話をされても知らないし……」とうんざりさせてしまっているかも。私たちの新人時代の話は、もはや昔話であることを認識したほうがいいかもしれません。若いつもりなのは自分だけ、人のふり見て我がふり直せ……というやつですね。

過度に可愛がる

最後に挙がったのは、意外にも「可愛がる」こと。いわゆる先輩ヅラしてる感じに見えるんでしょうね。

「過度な『可愛がり』はやめてほしい。新人時代、お世話になった部署の先輩が同じ大学出身だったため、『こいつ、俺の後輩なんすよ』と、取引先などでも事あるごとに言われました。当時は面倒を見てもらえてうれしかったですが……。今になって分かったことですが、その先輩の社内での評判はイマイチ。なのにその新人時代の『可愛がり』のせいで、取引先の方からも完全に『その先輩の一番弟子』みたいな目で見られ続けてます。知らないって怖い……」(2年目/医療)

自分と同じ大学の出身だと、ついつい親近感が湧き、可愛がりたいと思うもの。しかし過度な先輩づらは避けたほうが良さそうです。

気づかぬうちに、やってしまっていることはありませんでしたか?10歳近く年下だと、もうどう扱っていいか分からない!という気持ちもありますが、新人から尊敬される、カッコイイ先輩を目指したいものですね。

石橋とわ

1987年生まれ、現役の新聞記者。お嬢大学出身を武器に、学生時代からコンパ、パーティー三昧の生活を送る。現在も仕事の合間にはコンパを欠かさず、そこで得た情報をもとにコラムを執筆。恋愛ネタを主軸に、スポーツ、芸能も守備範囲。趣味は旅。休みがある限り、バックパックでどこにでも行く。両親の転勤のため、現在の実家はインド・ムンバイ。

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