いい人演じてない?好感度の高い先輩になるメリットとデメリット
新入社員が入ってくると、自然と気合いが湧いてきます。「新入社員から『いい先輩だと思われたい!』という気持ちから、あれこれと好感度を上げる努力をする女性もいるでしょう。
それらの行動にメリットがあることはもちろんなのですが、デメリットも発生してしまいます。
今回は、筆者が実際に体験したことを元に好感度の高い先輩になるメリット・デメリットをご紹介します。
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まずはメリットから
メリット1:ミスの少ない後輩が育つ
後輩が仕事を覚える際に困ることは「わからないことを先輩に聞きづらい」という点です。「同じことを聞いて怒られたらどうしよう」という不安から、質問をせずに自己判断で仕事を進めミスをしてしまうことはよくあること。
好感度の高い先輩になると、後輩は気軽に質問をしてくれます。そのため、仕事であいまいなこともすぐに解消され、ミスの少ない後輩が育っていくのです。
メリット2:困ったときに助けてくれる
残業になったり困ったことが発生したりしたとき、「普段お世話になっているので手伝います!」「栄養ドリンク剤と残業食を買ってきますね!」など、後輩が積極的に助けてくれます。
仕事なりなんなり、後輩自身が自分なりにできることを考えて、あれこれとサポートをしてくれます。「本当に助かるなあ……」と思う瞬間です。
メリット3:一緒に遊びに行く仲になる
いい先輩でいると、次第に後輩との距離も縮まってきます。プライベートの話題もたくさんできるようになれば、いつの間にか仕事だけの関係ではなく、友達のような関係になることも。
仕事の日に一緒に食事やお茶をすることはもちろん、仲良くなれば休日も会うように。「休日にまで気を使わせてしまうなんて悪いから……」と思ってこちらから後輩を誘うことはあまりしなかったとしても、好感度が高ければ後輩から積極的にお誘いがくるなんてこともあります。
メリット4:若い子の感性や流行がわかる
仕事はこちらが教えることが多くても、流行や若い感性は後輩から教わることが多いです。若者のいまいち理解できない事柄も、後輩に聞けば納得できることも多々あります。
若者には若者なりの考え方や感性があるもの。「わからない」で済まさず、後輩を通して教えてもらえば視野が広がります。
じゃあ、好感度の高い先輩でいるデメリットとは?
デメリット1:先輩から小言を言われる
後輩と友達のような感覚で仲良くすると、先輩から「後輩をもっと厳しくしつけなよ」と小言を言われるように……。
厳しくすれば後輩から萎縮されるし、かといってフレンドリーな態度をすると先輩から睨まれるし……という、板挟み状態になります。
デメリット2:後輩にナメられる
一部の後輩から、影で「あの先輩って威厳ないよね」「うちらに媚び売ってるよね」と言われることもあります。
好感度の高いフレンドリーな先輩ともなれば、威厳がなくなるぶんナメられてしまう機会も多いです。叱るときはしっかり叱るようにしておかないと、そのうち本格的にバカにされるかも……。
デメリット3:怠惰な後輩に育つことも……
好感度の高い先輩は気軽に質問できるというメリットがありますが、後輩によっては「わからないことはまた先輩に聞けばいいやー、説明は適当に聞いておこう」と、怠ける方向に進むこともあります。
そうなっていくと、仕事のできない後輩になってしまいます。真面目に聞かない・ミスが減らないときは厳しくしたほうがよさそうです。
デメリット4:どちらが上なのかわからなくなる
生意気な後輩もでてきます。どんどん馴れ馴れしくなってきて、ときには「先輩、オタクはモテませんよ(笑)」「あーあ、だから先輩はダメなんですよw」なんてことを言ってくることも……。
上から目線でモノを言われるようになると、どちらが上なのかわからなくなります。先輩だから偉いというわけでもありませんが、仕事を教える立場にいる以上、あまり生意気な態度をとられるわけにもいきません。
結局はメリットとデメリット、どちらが多い?
好感度の高い先輩女子にはデメリットもあるものの、それでも人から好かれるということはいいことだと思います。メリット・デメリットを意識しながら、後輩といい関係を築いていきましょう。
関西在住のフリーライター。1984年11月5日生まれ。ライターとは無関係の短大へ進学、一般企業で5年ほど勤めた後にライターへ転身。女性向けウェブメディアを中心に執筆。独身女性が抱える悩みのヒントになるような記事執筆を目標に活動中。名前の読みは「神之」で「カミノ」です。
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