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禅の世界を満喫!京都で人気の「石庭」をご紹介。秋の観光にもおすすめ!

白砂利や石を使って作られる「石庭」は、禅の世界を表現した美しい日本庭園の一つです。

中でも特に有名なのが、京都市内にある世界遺産「龍安寺(りょうあんじ)」。枯山水の方丈庭園は、寺院の境内に腰かけて、一人じっくりと眺めるのがおすすめです。

また、心静かに過ごせる石庭を訪れるなら、紅葉が美しい秋がぴったり。

今回は、日本人の心を癒す「石庭」の魅力に大接近!

世界遺産「龍安寺」だけじゃない、京都のおすすめ石庭を7選厳選してご紹介致します。

世界遺産の石庭で見る善の美の境地「龍安寺(りょうあんじ)」

京都の世界遺産「龍安寺(りょうあんじ)」は、1450年に創建された禅寺の一つで、枯山水の方丈庭園に置かれた石の数は15個で、庭には、真っ白な白砂が敷き詰められています。

枯山水とは、石や砂で自然の風景を表現した禅寺の庭で、世界遺産「龍安寺」の石庭は、方丈庭園という形式を取っています。

幅約25m、奥行約10mという限られた空間の中に、大小15の石が配置されていますが、どこから眺めても石の数が一個足りないように見えるよう配置されているのが特徴です。

秋の紅葉シーズンは、境内の参道が色づき、また下に敷き詰められた苔も美しくなる季節。そこにいるだけで、心が落ち着く空間です。

住所 京都市右京区龍安寺御陵下町13
電話番号 075-463-2216
ホームページ http://www.ryoanji.jp/smph/index.html

京都最古の禅寺で見る質素な石庭「建仁寺(けんにんじ)」

1202年創建の「建仁寺」は、京都最古の禅寺です。

有名な「風神雷神図屏風」を始め数々の文化財を保有していることでも知られています。そんな建仁寺の境内には趣の異なる3つの庭園があり、庭の名前は、それぞれ「大雄苑」「潮音庭」「○△□乃庭」。

方丈と本坊をぐるりと取り囲むように配置されています。

「大雄苑」は1940年に造られた比較的新しい庭園です。「潮音庭」は別名「苔の庭」とも称されます。また、「○△□乃庭」には、宇宙の根源を表す「○△□」の掛け軸がかけられた座敷もあり、禅の世界を違った角度で体現しており、とてもユニーク。

住所 京都市東山区大和大路四条下ル4丁目小松町584
電話番号 075-561-0190
ホームページ https://www.kenninji.jp/

春は桜の名所としても有名「仁和寺(にんなじ)」

世界遺産にも認定されている「仁和寺(にんなじ)」は京都市右京区にある雅やかな寺院。創建は888年と古く、平安初期には貴族や皇族が通う格式高い寺院として代々受け継がれてきました。

そんな仁和寺は春は桜の名所として知られており、お花見にもおすすめ。

仁和寺には「北庭」と「南庭」の二つの庭園があり、北庭は池を真ん中に設えた「池泉回遊式庭園」、南庭は、白砂と松が植えられた質素な庭となっています。

住所 京都府京都市右京区御室大内33
電話番号 075-461-1155
ホームページ http://www.ninnaji.jp/

紅葉織りなすモダンな石庭「東福寺(とうふくじ)」

日本最古にして最大級の伽藍を持つ「東福寺」は、京都で紅葉の名所としても名高い臨済宗の寺院。

巨大な寺院には、中央に位置する方丈をぐるりと囲むように東西南北4つの庭園が配置されています。

東福寺の4つの庭園は、1939年、重森三玲(しげもりみれい)が造園しました。

鎌倉時代の質実剛健な庭をベースに、近代的な庭園様式を取り入れているのが特徴です。特に、北と西の庭園には、市松模様に刈り入れた石と芝の庭を配するなど、大変モダンな造りとなっており、写真撮影にもおすすめです。

住所 京都府京都市東山区本町15-778
電話番号 075-561-0087
ホームページ http://www.tofukuji.jp/

国の特別名勝にも選ばれた石庭「大徳寺(だいとくじ)」

一休さんゆかりの寺院としても親しまれている「大徳寺」は、別名「塔頭(たっちゅう)寺院」とも称される24の小寺院を持つ広大なお寺です。

常時拝観できるのは、龍源院(りょうげんいん)、瑞峯院(ずいほういん)、大仙院(だいせんいん)、高桐院(こうとういん)の4つの塔頭で、国の特別名勝にも指定された「書院庭園」が大変見事です。

細川忠興の娘「ガラシャ」が眠る高桐院への参道は楓に囲まれており、秋は紅葉も素晴らしいのでおすすめ。

また、方丈北側の「龍吟庭(りょうぎんてい)」は室町時代から続く歴史ある名園です。

住所 京都府京都市北区紫野大徳寺町
電話番号 075-491-7635
ホームページ なし

国宝も一緒に楽しめる石庭「曼珠院 (まんしゅいん)」

(写真はイメージ画像です)

天台五門跡の1つである「曼殊院」は、今から1200年以上前に天台宗の開祖「最澄上人」によって開山されました。

国宝「黄不動画像」や「幽霊画」「曼殊院本古今和歌集」を含め、多数の文化財もおすすめの見どころです。

国の特別名勝に指定された枯山水の庭園は、大書院の前に広がっており、秋は極彩色の紅葉をここから眺めることもできます。

他の寺院に比べて観光客もやや少ないですので、紅葉観光の穴場!夜はライトアップもお楽しみいただけます。

住所 京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
電話番号 075-781-5010
ホームページ https://www.manshuinmonzeki.jp/

延暦寺の流れを組む石庭「真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)」

正真正銘の極楽の寺という意味を持つ「真正極楽寺」。

春は桜、秋は紅葉の名所としても名高い隠れた観光スポットです。平安初期に創建された歴史ある寺院のご本尊には、阿弥陀如来像が置かれ、「うなずきの弥陀」という愛称で親しまれてきました。

京都東山を借景にした「涅槃の庭」は枯山水が美しい日本庭園。また、モダンな造りの「随縁の庭」は、観光客も少なめで、一人静かに過ごしたい方におすすめ。京都文化財に指定された三重塔、山門、元三大師堂、鐘楼も見どころの一つ。

住所 京都市左京区浄土寺真如町82
電話番号 075-771-0915
ホームページ https://shin-nyo-do.jp/

美しく整えられた庭園を眺めて穏やかな時間を

京都で禅の世界に浸れる美しい「石庭」をご紹介致しました。

今回ご紹介した7つの寺院のうち、世界遺産は2つあります。その他の寺院も、桜や紅葉の名所として名高いスポットが多く、周辺に魅力的なお食事処もありますので観光にもぴったりです。

心が穏やかになる「石庭」は、お疲れ気味の働きウーマンの皆さんの心を、優しくそっと癒してくれるかもしれません。

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編集部
編集部

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