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バラエティー化は失敗?『news zero』視聴率低迷が話題に

出典:日本テレビ『news zero』公式サイト

今月15日、『デイリースポーツ』のwebサイトに、フリーアナウンサーの有働由美子(49)がキャスターを務める『news zero』(日本テレビ系)の視聴率が2週間で半分になったという記事が掲載された。

有働アナは今年3月にNHKを退社してフリーに。今月1日からこれまでメインキャスターを務めていた元財務官僚の村尾信尚氏(63)に代わって同番組に出演することになった。

記事によると、有働アナが初登場した1日は10.0%と高視聴率をマーク。2日目の10.4%と2日連続で10%の大台を超えて話題になったが、その後は下降が続いて12日には4.6%と番組がリニューアルしてから最低を記録。

スタートから2週間を終えた時点での平均は7.66%と低迷して2週目の平均は6.68%になり、リニューアル前の最終週の7.44%を下回っているとのこと。(視聴率はビデオリサーチ社調べ、平均視聴率はデイリースポーツ集計)

有働アナがメインキャスターを務める新生『news zero』の視聴率が低迷していることについて、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。

思っていたのと違う?イノッチがいないと有働アナは微妙?

ネット掲示板ガールズちゃんねるには、有働アナについてこのような声が寄せられている。

「朝イチのときは気にならなかったけど、聞き取りづらくない?」

「有働さんってこんなに噛む人だったっけ?」

「有働さんテンションは、イノッチが居て丁度よかったの」

「あさイチのイメージが強すぎて、有働さんの報道番組自体が違和感ある」

「有働さんのワチャワチャした感じは、NHKの抑圧されてる場所に居たから面白かったのかも」

NHKを離れてフリーになった有働アナの仕事ぶりに”思っていたのと違う”という感想を持った人が多いようだ。

有働アナと言えば、NHKで2010年から退社するギリギリまで出演していた『朝イチ』のイメージが強く、本人も視聴者も”まだ慣れない”ということも考えられる。

しかし、有働アナの良さは一緒に出演していたV6の井ノ原快彦(42)の存在あってこそのものだったというコメントが多いところが気になる。

有働アナはNHK時代のイメージと共に、”井ノ原が隣りにいる”というイメージからも踏み出す必要がありそうだ。

バラエティー化は失敗?落ち着いたニュース番組が見たい?

同番組の視聴率が低迷しているのは、有働アナのせいだけではないという意見も多く寄せられている。

「バラエティー色が強くて、報道じゃないんだもん。見なくなったよ」

「バラエティー化失敗。なんちゃってニュース番組みたいになった。ちゃんとした報道番組見たいのに」

「これは有働さんひとりの責任じゃないよ。スタッフが迷走し過ぎてる。クセの強いコメンテーターばっかり置く理由が分からない」

「夜のニュースは硬めがいいな。朝ならまあ、ワイドショー寄りでもいいんだけど」

「1日の終わりに淡々とニュースを伝えてくれる番組ないのかな。コメンテーターとか要らない。専門家の話ぐらいでいい」

リニューアルしてからの同番組は”バラエティー色が強くなっている”と指摘されていて、それがどうも不評のようだ。

番組全体に落ち着きがなく、報道番組としての見せ方が曖昧になっているために「視聴する気になれない、見るのをやめた」という人がかなり多い。

そして、この時間帯に”ニュースを淡々と伝えてくれる番組”を求めている人も少なくないようだ。

有働アナは27年間在籍したNHKを退社する理由を「ジャーナリストとして活動していくため」と話しており、「硬派な番組を望んでいるのだろう」として退社後の活動が注目されていた。

有働アナの考えが変わっていないのであれば、有働アナの退社理由と同番組の放送時間帯に視聴者が求める番組には共通点があるのではないだろうか。

制作サイドはまた違う考えなのかも知れないが、バラエティー化で視聴者離れがこれ以上進む前に”報道番組である”という原点に向き合った方が良さそうだ。

鳥井ハニ(とりいはに)

フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。

編集部
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女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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