24時間テレビ、みやぞんの完走に感動も「今年限りにして」の声
今月25日~26日に、日本テレビ系で放送された『24時間テレビ 愛は地球を救う』での、お笑いコンビANZEN漫才のみやぞん(33)のチャレンジが話題になっている。
同番組の今年の”チャリティーランナー”に抜擢されたみやぞんは、毎年恒例になっているマラソンだけでなく、スイム・バイク・ランのトライアスロンに挑戦。
公式サイトでは「24時間テレビ史上最も過酷なトライアスロン形式での挑戦」と、紹介されている。
みやぞんは、放送開始前の25日の午後にスタートして、まずは、1.55キロを1時間弱で完泳。同日の午後4時から、バイクで60.4キロを、約4時間で走り終えたあとに、100キロマラソンをスタート。
翌26日には、気温が高くなってきたことで休憩を多くとり、予定より1時間ほど遅れていたが、気温が下がると共に巻き返し、スタートから32時間34分後の午後8時45分に、総距離161.95キロを完走した。
ゴールテープを切ったみやぞんは、過酷な挑戦を振り返って「大変でしたけど、なんか、いろんな人に支えられて最高です。楽しかったです。ありがとうございました」と、感謝の言葉を口にして、「どんなときでも楽しく、笑顔でいたら、人が安心するかなと、一生懸命にやりました。愚痴も言わず、やれることはやったと思います。楽しかったです」と、笑顔を見せた。
みやぞんが過酷なトライアスロンに挑戦して、見事に完走したことについて、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
トライアスロン完走はすごい!お疲れ様!ゆっくり休んで!
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、みやぞんの頑張りに、労いのコメントが集まっている。
「スタミナすごい!超人すぎる。マラソンだけなら、19時にはゴールしてたんじゃないかな」
「トライアスロンなんてすごく体力いるのに完走してすごい。お疲れ様でした」
「頑張ったね。これからも応援してます!いつも明るくて、前向き。見習わなくちゃと思う」
「どんな時でもプラス思考で、笑顔と感謝を忘れずに生きる姿に、改めてみやぞんの強さを知りました。感動をありがとう。お疲れ様でした。ゆっくり休んで欲しいです」
過酷なトライアスロンを完走した、みやぞんのスタミナに驚き、感嘆の声が上がっている。
また、挑戦中のみやぞんが、苦しい中でも笑顔を見せていたことで、応援したくなったという人もいたようだ。
頑張るみやぞんの姿から「力をもらった、感動した」という人が多いことは、過酷なチャレンジを成し遂げたみやぞんにとっても、嬉しいことだろう。
マラソンは今年で終わりにしてほしい?危険すぎる?
みやぞんの挑戦は、大きな感動を呼び、大成功と言えるものになったが、企画そのものについては、疑問の声が寄せられている。
「もう今年でマラソンは終わりにして!こんな暑い時にやらなくていいと思う。危ない」
「途中のニュースでは”命に関わる猛暑です。命を守る行動を”と報道してたのに、みやぞんには走らせて、矛盾してるな~と思ってた」
「この番組は、取り返しのつかない事故が起こらない限り走らせるのかね。トライアスロンの次はなにやらせるのよ」
「走る事が何のチャリティーになるのかは疑問。こんな危ない事やらせる日テレも許可した事務所も嫌だなぁ」
「日テレはこれで調子に乗って、来年もっと過酷な苦行を芸人に課したりしないで欲しいわ」
走ること=チャリティーになるという考え方に、疑問を感じている人もいるようだが、みやぞんの挑戦が誰かの力になったことは事実であり、チャレンジ自体は悪いことではないと思われる。
しかし、感動のために、誰かに過酷な挑戦をさせることは危険であり、どんどん条件がエスカレートしていることを考えると、「今年限りで終わりにするべき」だという意見があるのも当然だろう。
特に、今年は猛暑。ニュースで、屋外での運動などを控えるようにと呼びかけていることと、過酷な挑戦を強いることが、矛盾していると指摘されている。
局は、”感動を呼んだのだから来年も”と安易に考えるのではなく、もっと違うアプローチで、チャリティーを呼び掛ける方法を模索するべきなのかも知れない。
鳥井ハニ(とりいはに)
フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。