カンニング竹山、杉田議員批判ツイートでブーメラン受ける
24日、お笑いタレントのカンニング竹山(47)が杉田水脈衆院議員の発言を批判するツイートを投稿した。
杉田議員は、「性的少数者(LGBT)カップルは子供をつくらないので生産性がない」などと月刊誌「新潮45」に投稿していた。
これを受け、竹山は「子供がいないから俺はあのおばちゃんに言わせると生産性がない国民になる」、「それならば妻以外の人とバンバン子供を作れば俺は生産性がある国民と言う事になるのか。おばちゃん、妻を説得しに来て」とツイートした。
竹山の意見に賛同
杉田議員の投稿は、多くの人から批判を受けているが、竹山もしかり。ネットの掲示板ガールズちゃんねるでも、竹山の意見に賛成する人が少なくない。
「きつい言い方だけど事実だよね 」
「子どもいなくても働いて税金納めてたら生産性あるでしょ。」
「子供いない人にこんな事思わせるような人、国民の代表でいて欲しくない。幸せの価値観が私と違いすぎる」
「子供産まない予定の人間だけど、子供は世の中の宝で未来だと思うよ。迷ってる人や訳ありの人が勇気を持って子供を持てたらいいと思う。生産性がないと言われて産む人なんていないと思う。批判しか出来ない政治家は無策で無能。」
「生産性とか、そんな事言ってたら子供なんて増えないよ。障害者も少数派も、皆が幸せになるような国じゃないと、子供生もうという気持ちにならない。いつ自分や家族が障害者になるかわからないし、子供や孫が少数派かもしれない。なんか、昔どこやらの国にいた女性独裁者思い出すわ。強制的に女性に子供を産ませたやつ。」
子供を生まない=生産性がないという考えは、ともすると危険な排除思想にもつながりかねないということはあらゆる立場の人が声に出している。
竹山は結婚していても子供がいないケースだが、何らかの理由で子供を持つことができない人すべてに当てはまってしまうからだ。
でもこの発言、奥さんが傷つくんじゃ?
一方で、竹山のツイートだと妻が原因で子供ができないということを言ってしまっているため、そのことを心配する人もかなりの数に上っている。
「杉田議員揶揄するのはいいけど奥さんのことまで何気に傷付けてない?大丈夫?」
「冗談や皮肉でもこんな冗談や皮肉は嫌い。」
「と言うことは竹山に子供が居ない理由は嫁に原因があるって受け取れる。」
「さりげなく俺は子ども作れるんだって言って妻を貶めてませんか?」
「竹山の言ってることて国の為なら不倫してもOKて事だよね」
どんな理由で子供がいないのかは明らかにされていないものの、竹山の妻だったらこんな風に書かれて嫌だという女性も多く、本来は杉田議員を批判するはずが、竹山が批判されることになってしまった。
結果として竹山は自らや妻までも泥をかぶることになってしまったものの、多くの人が政治に目を向けるきっかけを作ったという点では評価できる。
昨今のSNSの力は発信する方、受け取る方両者の成長をはるかに越えて進んでしまっていることは確かだ。
渡海ひなた(わたるみひなた)
芸能ライター/旅を愛する自由人。日々得意の芸能ネタ探しも欠かせないライフワークのひとつ。どちらかというと、毒舌コメントよりも人の心を温かくするハートウォーミングなエピソードを好む。