広瀬すず、東京五輪ボランティア募集CM出演に「合わない」の声
今月24日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と東京都が、2020年東京オリンピック・パラリンピックのボランティア募集をPRするCMキャラクターに、女優の広瀬すず(20)を起用することを発表した。
詳細を伝える『スポーツ報知』(報知新聞社)の記事によると、CMの撮影は、東京都立三鷹中等学校の体育館で行われ、生徒たちも参加して、ボランティア募集をアピール。
サプライズで広瀬が登場すると、集まった生徒らから歓声が上がったそうで、広瀬は生徒全員が見守る中で、バスケットボールのフリースローシュートを決めたそうだ。
また、広瀬と生徒らが出演するCMは、9月下旬から放送される予定であるとのこと。
今回のCMに抜擢されたことについて、広瀬は「世界中から東京にやってくるアスリートや観客のみなさんをおもてなしするボランティアは、私たちのオリンピック・パラリンピックを作りあげていくうえで、本当に欠かせない。そして、やりがいのある活動だと思っております」と、ボランティアの重要性を説明。
そして、「必要なボランティアの数は11万人です。2020年に向けて、みなさんのご協力、ぜひよろしくお願いいたします」と、ボランティアへの参加を呼びかけたそうだ。
広瀬が、東京オリンピック・パラリンピックのボランティア募集をPRする”顔”となったことについて、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
イメージに合わない?ボランティアを馬鹿にしてそう?
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、広瀬の抜擢はイメージに合わないと感じる人のコメントが並んでいる。
「ボランティア精神なさそう」
「すずよりアリス(広瀬の姉)の方がスポーツ担当っぽいが?」
「ボランティアなんて絶対にしなさそうな人を起用しちゃったね」
「職業差別してた人がボランティア募集?もっと相応しい人がいたはずでは?」
「人選ミスでしょ。ボランティアする人のこと馬鹿にしてそう」
広瀬がボランティア募集のPRキャラクターに選ばれたことについて、「人選ミス」や「他にもっと相応しい人がいるはず」などという感想を持った人が多い。
というのも、広瀬は、過去に出演したテレビ番組で、音声や照明を担当するスタッフに対して、「どうしてその仕事を選んだのか分からない」という発言をしたことがあった。
この発言が、職業差別であるとして、「広瀬は調子に乗っている、性格が悪い」と、バッシングを受けることになったのだ。
その後に広瀬は、自身のTwitterで謝罪をしていたが、1度ついたイメージはなかなか消えないために、今回の抜擢にも、厳しい意見が集まってしまったようだ。
ボランティアしたい人はいるの?条件が厳しすぎる?
そもそも、ボランティアをしたいと希望する人がいないのではないか?という意見も集まっている。
「興味あったけど、暑いから無理だわ!」
「無償で交通費1000円で、1日8時間の10日間。必要人数11万人。集まらないだろうね」
「炎天下にタダ働きなんてすごいわ」
「ボランティア頑張る人のための救護室のボランティアが必要になるね」
「今、炎天下でたくさんの方が亡くなってる状態で、誰がやるの?って感じ」
既に発表されている、ボランティアの活動内容がかなり過酷なため、興味があったとしても参加したいと思えないという意見が多い。
また、炎天下のもとで活動することが予想されることも、参加を躊躇する理由に上げられている。
オリンピック・パラリンピックのボランティアは、”思い出作り”や”やりがい”を目的に参加するのだと思われるが、悪条件が揃い過ぎていることで、参加の意欲がなかなか湧いてこないという状態になっているようだ。
しかし、ボランティアが集まらなければ、大会を円滑に進行することは難しいだろう。
2020年の開催まであと2年。広瀬がボランティア募集のPRに起用されたことで、事態は好転するのかどうか。今後の動向に注目したい。
鳥井ハニ(とりいはに)
フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。