ドラマ『この世界の片隅に』第2話、尾野真千子が怖すぎると話題に
今月22日の夜、TBS系で、連続ドラマ『この世界の片隅に』の第2話が放送された。
ドラマ『この世界の片隅に』は、累計120万部を突破した、こうの史代氏(49)の同タイトルの漫画が原作。
ドラマの公式サイトでは、「太平洋戦争の最中、広島県の江波(えば)から呉(くれ)に嫁いだヒロインの”すず”が、嫁ぎ先の北条家で暮らすかけがえのない日常を単年に描いていく」と紹介されている。
絵を描くことが好きで、のんびりした性格のヒロインを松本穂香(21)が、すずの物静かな夫を松坂桃李(29)が、海兵団に入隊したすずの幼馴染を村上虹郎(21)が演じ、その他、尾野真千子(36)や、二階堂ふみ(23)、宮本信子(73)らが出演している。
先週の第1話では、まだ幼かった頃のすずが人攫いに捕まり、先に捕まっていた少年と逃げ出す場面と、その数年後に、すずが呉に嫁ぐことになった様子が放送された。
第2話では、嫁ぎ先でのすずの暮らしぶりや、新しく関わることになった近所の人々との初顔合わせ。そして、すずの夫の姉が、娘を連れて実家に帰ってきたことで、やっと慣れ始めたすずの生活が、再び変化していく様子が丁寧に描かれた。
ドラマ『この世界の片隅に』の第2話に、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
1番おもしろいドラマ?内容&キャストに満足!
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、第2話の放送前から実況スレッドが立ち、放送を心待ちにしている人が集まっていた。
「このドラマ、1番おもしろい。先週の松坂桃李の色気やばかった」
「お母さん足が悪いのに今まで誰が水くんでたの。何気に、1番動かない姑がくせ者じゃね?」
「昔の嫁は大変じゃあ~ワシには無理じゃあ~。嫁は奴隷なのね……この時代に生まれたくないな」
「めっちゃいいな!あの幼馴染役の人。変に女芸人もってこなかったのも良い!」
「すずちゃん可愛らしいわー。健気で素朴な感じが合うね、声も聞き取りやすい」
ドラマの初回放送での出来栄えを、その後も視聴するかどうかを決める判断基準にしている人は少なくない。
これだけ楽しみにしている人がいて、第2話の放送日を迎えられたことは、第1話の満足度が高かった証拠だろう。
そして、今回は、ヒロインの過酷な暮らしぶりに同情した人や、自分のことに置き換えてみた人、応援したくなったという人がいて、それぞれの楽しみ方で第2話を視聴したようだ。
また、新しく登場した人物らにも好意的な意見が多く、仕草やセリフなどの細かい部分まで注目して、絶賛されている。
原作が人気の作品を実写化する際には、原作のファンから”イメージに合わない”という意見が寄せられる場合があるが、現時点では、内容もキャストも文句なしのドラマになっているようだ。
尾野真千子が本領発揮?怖すぎる?
第2話の実況スレッドで、最もコメント数が伸びていたのが、尾野が演じるヒロインの夫の姉が登場した場面だった。
「オノマチのため息が怖い」
「オノマチ登場のBGM!まじでダースベイダーみたいな音で登場」
「この役ぴったり。尾野真千子とこの時代の親和性よ!」
「オノマチが小姑じゃ病むわ。オノマチの本領発揮!」
「にくったらしい!w尾野真千子の振り切ってる演技は清々しくていいな」
「オノマチ演技力ある分、すごいイヤな義姉っぷり。見てるだけで胃が痛くなる」
隠すことなく、弟の嫁のすずが気に入らないことを全面に出し、饒舌な嫌味を繰り出す尾野の登場に、視聴者が釘付けになっている。
この義理姉のキャラクターが成り立っているのは、尾野の演技力があってこそのもので、「尾野の本領発揮」などと絶賛されていて、「見ているだけで胃が痛くなる。ため息まで怖い」とはさすがである。
また、尾野の登場を、より不穏なものであるように演出したBGMも、ドラマを盛り上げる重要な役割りを、しっかりと果たせていたようだ。
ここまで視聴者が夢中になっているところを見ると、評判を聞いて、来週から見始めるという人も増えるのではないだろうか。
同ドラマがこれからどんな風に描かれ、視聴者がどう評価していくのかに注目したい。
鳥井ハニ(とりいはに)
フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。