石原さとみ主演ドラマ『高嶺の花』第1話が酷評された理由って?
今月12日、「スポーツ報知」のwebサイトで、11日夜に、日本テレビ系で放送された連続ドラマ『高嶺の花』の第1話の平均視聴率が11.1%(ビデオリサーチ社調べ)だったことが分かり、好スタートであったと報じられた。
ドラマ『高嶺の花』は、人気脚本家の野島伸司氏(55)のオリジナル作品で、華道の名門「月島流」の本家に生まれた”月島もも”と、平凡な自転車屋の店主の”風間直人”が、偶然に出会ったことから始まるラブストーリー。
同ドラマの公式サイトでは、「美女と野獣の超・格差恋愛!高嶺の花が地上に舞い降りたとき、二人はまさかの恋に落ちる……!」と、紹介されている。
”高嶺の花”の月島ももを、石原さとみ(31)が、”地上の凡夫”の風間直人を、峯田和伸(40)が演じ、そのほか、芳根京子(21)、千葉雄大(29)、三浦貴大(32)、小日向文世(64)、戸田菜穂(44)らが出演している。
初回放送の第1話では、ヒロインのももが、結婚式の当日に破談になったことで深く傷つき、不安定になってしまったある日、自転車で激しく転倒。泥だらけのまま、壊れた自転車を引きずり、辿り着いた古ぼけた自転車屋で、直人と出会う場面などが描かれた。
ドラマ『高嶺の花』の第1話について、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
期待外れ?おもしろくなかった?
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、かなり厳しい感想が多く寄せられている。
「期待外れ感」
「つまんなかったよ」
「うーん……好き嫌いが分かれそうなドラマだった」
「おもしろくなかったから、2話目は見ないな」
「ターゲットにしてる視聴者層はどこなんだろうとは思った」
「このドラマは正直、この脚本家のファンかキャストのファンじゃなければ楽しめないと思う」
人気脚本家が手掛けるということと、話題の俳優が多数出演することで、同ドラマに期待していた人が多かったようだが、残念なことに、期待外れであったという感想が多い。
期待が大きかった分、実際に放送された作品を見たときのガッカリ感が増したのかも知れない。
連続ドラマの初回放送は、とりあえずチェックして、それ以降も視聴するかどうかを判断するという人も少なくない。
放送回数を重ねる毎に、徐々に人気作品になっていったドラマも過去にはあるが……初回にこれだけ散々な感想が並ぶと、先行きが不安である。
ドラマ『高嶺の花』が酷評された理由って?
ドラマ『高嶺の花』の第1話には「途中で見るのをやめた」や、「第2話からはもう見ない」というコメントがいくつも寄せられている。
いったい、同ドラマのどこが視聴者に受け入れられなかったのだろうか。
「全体的に古臭いドラマだった。見たけど、びっくりするほど面白くなかった」
「コロコロ話が変わったり、脈絡のないセリフがあったりで、よく分からなかった」
「わざとらしい感じが寒くて、登場人物の誰にも共感できそうにない」
「アンナチュラルとはえらい違いだった。ダメなドラマとか映画って、俳優が悪いんじゃなくて脚本なんだなって分かった」
「出てくる登場人物の価値観が古い人ばかりで残念」
「脚本もつまらないしハズレだね。峯田って人は清潔感がなくて生理的に受け付けないし無理だ」
演出から、古さとわざとらしさが感じられて、ラブストーリーなのに相手役が受け付けない、などと言われており、脚本が悪いとも指摘されている。
また、同ドラマでヒロインを演じる石原が、今年の1月期に出演していたドラマ『アンナチュラル』(TBS系)が、かなり良作だと評されていたことから、今作の微妙さが強調されているようだ。
人気脚本家と人気俳優のタッグで、ここまで酷評されることもあるのかと、驚かされる。
とは言え、ドラマ『高嶺の花』は、まだ第1話が放送されただけであり、これからのストーリー展開次第で、視聴者の心を掴める可能性がまだ残っているはずである。次回の放送後の、視聴者の感想に注目したい。
鳥井ハニ(とりいはに)
フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。