LDH JAPAN、3億円の申告漏れ発覚に「またか」と呆れ声

今月5日、EXILEや三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEらが所属する芸能事務所の「LDH JAPAN」が、東京国税局から、およそ3億円の申告漏れを指摘されていたことが、複数のメディアで報じられた。
フジテレビ系の「FNN」では、同社が、2017年までの4年間に、打ち上げなどの飲食代の一部をコンサート関連費用として計上して、利益を少なく申告していたようで、海外の関連会社への業務委託費用の計上にも誤りがあったと詳細を報じている。
また、過少申告税を含めた追徴課税額はおよそ6000万円で、LDH JAPANは「修正申告を行った」とコメントしているとのこと。
同社が設立されたのは、2003年。前社名である「LDH」だった頃には、2009年3月期までの2年間に、1億数千万円の所得隠しを同国税局から指摘されたこともあった。
人気グループが多く所属する芸能事務所のLDH JAPANに、およそ3億円の申告漏れがあったことについて、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
前にもあったよね?儲かっているはずなのに……
今回のことだけでなく、以前にも所得隠しの申告漏れが発覚したことがあったために、ネット掲示板ガールズちゃんねるには、呆れたようなコメントが並んでいる。
「またかよ。前にもあったじゃん。せこ過ぎる」
「何年振り何度目?」
「この会社で6000万くらい、たいした額じゃないでしょ。ケチくさい事しないでちゃんと払っておけばいいのに」
「2回目ってかなり悪質。なんで脱税するんだろ?十分お金儲けてるはずなのにな」
所得隠しや脱税で印象が悪くなった上に、稼いでいると思われるのに、しっかり申告していなかったことで、「せこい、ケチ」などと、さらにイメージダウンをしているようだ。
確かに、同事務所に所属しているアーティストは、ドームツアーが盛況だったということがニュースになることもあり、「儲けているのに、なんで脱税するの?」という声があるのも当然だろう。
所属しているアーティストの人気と、事務所の経営状態がイコールにならない部分があるとしても、イメージダウン以前に、いち企業が繰り返していいことではないだろう。
所属しているアーティストは頑張ってるのに…しっかりして!
同社に所属しているアーティストらが、テレビ番組などで、ライブ後の打ち上げを派手に行っていることを”ネタ”として話すことがある。
そのため、今回の申告漏れで、打ち上げなどの飲食代が経費として計上できる上限を超えていたと報じられたことに「笑ってしまった」というコメントがいくつかあった。
しかし、ファンにとっては笑いごとで済むはずもなく、Twitterにはこのようなツイートがされていた。
「事務所がそんなんだと信用できなくて、アーティストまで黒く見えてくるよ。私が払ってるファンクラブのお金が、汚いものに染まって欲しくない」
「ちゃんとしなよ!!せっかくLDHの事務所に所属してるアーティストたちがちゃんとしてても、事務所がこんなことしてたら駄目でしょ?事務所がこんなことしてたら所属してる人達まで悪く見られるんだってことなんで分からないの?」
「LDHしっかりしてくれ。事務所がちゃんとしないとアーティストが悪く言われるでしょ。そういうことも含めてファンが離れてくんじゃないの」
「定期的に金の問題起こすの止めてくれないかな……いつも事務所がアーティストの足を引っ張る」
同社が何度も金銭トラブルを起こしていることで、所属するアーティストのイメージが悪くなることが懸念されている。
すでに、いくつか「どうせ事務所みんなでしてるんでしょ?」というコメントがあったことを考えれば、その心配は的中である。
そして、ファンは、問題を起こしてほしくてファンクラブの会費や、ライブのチケット代を払っているのではない。自分が支払ったお金が金銭トラブルに繋がっていると思えば、腹も立つだろう。
同事務所は、アーティストを預かっている立場にあること、そして、そのアーティストを応援しているファンがいることを、忘れてはいけないだろう。
鳥井ハニ(とりいはに)
フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。