小泉進次郎議員の「資産ゼロ」にネットでは「二世だから余裕」と冷ややかな声
4月2日に公開された衆議院議員資産報告書によると、70人以上の議員が「資産ゼロ」と報告されたが、その中の一人が自民党の小泉進次郎衆議院議員(37)だった。
この報告について「週刊現代」がその内容を詳しく取材しているが、およそ1億の収入があるのになぜ資産ゼロがなのかというからくりについて明かしている。
もともと資産報告書では普通預金が除外されるため、普通預金として貯金している分は「資産」としてカウントされないのだ。
それでも小泉は料亭などは使わず、居酒屋の飲み代も割り勘だそうで、政治活動全般に関しても自腹で行っているという。
ボンボンだから余裕だよね
これらの報道についてネットの掲示板ガールズちゃんねるでは、父親である小泉純一郎( 76歳)の存在があってこそという声が多く上がっている。
「本当かどうか知らんが、父から受け継いで政治団体に多額の、寄付=貯金の形であるに決まってるだろ!もういいよ。そういうアピールは。このままスレズに立派な政治家になってくれる事を願います。」
「貯金なくてもパパが莫大な遺産残してくれてるでしょ。笑」
「二世議員って楽だよねー。父親の地盤が既にあって支援者もいるから1からしなくても良いんだもん。恵まれてるよ。進次郎は、いい加減に口だけ若大将は卒業しなさいよ。」
現役時代仮に資産が無くても、親の資産が相続できるので余裕があるという意見がほとんどだ。
もちろん普通預金としてかなりの額を持っていると思われるので、お金が無いということはないはずだが、庶民の感覚からすると「資産ゼロ」でも世界が違うのでまったく響かないということだろう。
税金の無駄遣いをするよりはいいんじゃない
ただ、こうした小泉進次郎のお金の使い方については、賛同の声も少なくない。
「税金を悪いことに使ったり、権力買う?みたいなことに使われるよりイイ」
「貯金ゼロは盛ってないか?と思うけど、良いことなんじゃないの? 無駄にお金使う政治家よりも何万倍も良い」
「こらだけ懐キレイな政治家…他ならボンクライメージだけど、小泉家となるとさすがと思えてしまう。人気ありブランド力あるのにスマート。最近の物言いが好きでなかったが、見習うべきだと思った。」
「資産ゼロ」だけでなく、お金にクリーンなイメージは父親からの助言によるところが大きいようだが、お金がらみの問題で失脚する政治家があまりに多い世の中では貴重な存在と見られるのもうなずける。
それでもやっぱり政治の世界は特別
「資産ゼロ」だという小泉の「クリーンイメージ」は、「金に汚い」という印象が定着してしまっている政界の中では目立つのかもしれないが、一般社会と比較すれば、やはり特別な世界の話しであることは否めない。
「金に関してこの方が素晴らしいと言うより、この普通の感覚が特別視されるくらい他の政治家の感覚がおかしいと言う事でしょう。」
「議員で資産が多い=不正して蓄財している。会食や勉強会で豪華にもてなす=汚職、結託。世間の人たちは上記のようなイメージを持つから、そういうネタをメディアは煽りやすい。結果、足元すくわれて失脚する。人気者は隙をみせたら終わり。よく理解して自衛していると思う。」
実際小泉進次郎は「腕時計も国産で20万弱、靴は4万円程度」と書かれていたが、庶民からするとこれすらも高嶺の花とみる向きが強い。
永田町の金銭感覚が、一般庶民とはかけ離れているということが浮き彫りになったとも言える。
渡海ひなた(わたるみひなた)
芸能ライター/旅を愛する自由人。日々得意の芸能ネタ探しも欠かせないライフワークのひとつ。どちらかというと、毒舌コメントよりも人の心を温かくするハートウォーミングなエピソードを好む。