キンコン西野、寄付金問題を謝罪もネットはなお炎上「ダサすぎる」の声殺到

お笑いコンビ・キングコングの西野亮広(37)がブログを更新し、4日から呼びかけていた自身への寄付金について振り込みをいったん中止することを明かした。
4日に「【悲報】キンコン西野、3億円の借金を抱える」というタイトルのエントリーを投稿した西野。
その中で西野は自身が監督した絵本『えんとつ町のプペル』をイメージした、美術館『えんとつ町のプペル』の建設を宣言した。
その費用に3億円掛かるものの、自身にはまったく財産がないといい、借金を背負うことになることを説明。
銀行口座番号を公開し、「このまま僕を見殺しにするのか?」「たった100円で救える命がある。300万人が100円ずつ募金すればいいのだ。とりあえず、このブログは絶対にシェアしろや」「死ぬぞマジで!なんとかしろや!!」となぜか強い言葉でブログ読者に寄付をするよう強要し、問題視されていた。
大きくなりすぎた騒動で二の足?西野の行動に呆れるネットユーザー多数
美術館建設発表後、ネットを中心に西野へのバッシングが過熱。
一部では詐欺疑惑も持ち上がり、警察署へ電話するネットユーザーも多くいたという。
それを受け、西野は7日に「美術館建設について」というエントリーを投稿し、建設するにあたっての経緯を説明。
それによると、銀行に借り入れを申し入れたところ、難しいと判断されたため、友人たちから3億円借り入れることに決まったが、いまはまだ借り入れは済んでおらず、西野が現在3億円の借金をしているという事実はないという。
西野は「すでに借金の契約を結んだとも取れるような表現をして、寄付を募ったことは、誤解を大きく招いてしまい、また寄付をしてくれようとする方も不安に思わせてしまうやり方であったと深く反省しております」とつづり、建設を応援してくれる人までが非難されてしまう状況になりかねないため、「寄付に関しては一旦ストップして、一度仕切り直させてください」と発表した。
また、すでに口座に寄付をしてしまった人で返金を希望される人には返金するといい、メールアドレスも公開。
最後には「反省するところはしっかり反省して、引き続き面白いモノが一つでも多く届けられるように頑張ります」としていた。
また、西野は夏にクラウドファンディングを立ち上げるともつづっていたが、多くのネットユーザーはすでに呆れており、ガールズちゃんねるにも次のような批判の声が集まっていた。
「ダサすぎる」
「ほぼ詐欺でしょ。まだ借りてないのに寄付金集めるって」
「どう見ても義捐金詐欺と同様の詐欺にしか見えない。寄付とかクラウドファンディングって言えばただで金が貰えるって思ってしまったんだろうね」
「言うこと、やること全てが軽いノリ的な発想や発言だから腹が立つ。この人にクラウドファンディングで寄付するくらいだったらもっと有意義に使ってくれる団体に寄付するわ」
「いったんストップって……。がめつい。自分の周りの人しか寄付してくれないと思うよ」
以前からバッシングが多い西野なだけに、寄付の中止を発表した今も炎上は続いている。
クラウドファンディング絡みで前科あり?厳しい意見多数
また、西野は2017年にも「新宿から自宅がある五反田に帰る電車賃がない」という理由で、クラウドファンディングアプリ「polca」を使ってカンパを募集。
リターンとして「いつか100億円あげます(たぶん)」と設定し、結果的に集まった金額は12万円を超えた。
西野はその後、寄付をしてくれたユーザーに対し、大金が集まったことを発表し「ワハハっ!!騙されやがったな(笑)」とコメント。
ネットからの顰蹙を買っていた。
そういった経緯があった上での今回の寄付金騒動。
呆れ声も多く集まっていた。
「美術館の前の電車賃のクラファンで『騙されたな!』って書いてたのでもう言い訳は通用しません」
「前もクラウドファンディングで交通費集った後に、嘘ですもう五反田に帰りましたってコメントして炎上したよね。クラウドファンディング詐欺常習犯?」
「前に交通費をだまされて募金しちゃった人にも返金しなよ」
西野は美術館建設の経緯について、“自身が運営するコミュニケーションサロンのメンバーと話が盛り上がった”とつづっており、西野のブログ読者が美術館建設を乞うたわけではなく、西野自身が判断して始めたこと。
美術館建設により、オーナーとなる西野自身は3億円の資産を手に入れるのにも関わらず、資産を手に入れるための借金によって「死ぬ」という不可解な言葉でブログ読者を脅し寄付を募ったのはあまりに非常識な行動と言わざるを得ない。
夏に開始するというクラウドファンディングが成功する可能性はあるのだろうか――。
福田綾子(ふくだあやこ)
フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。