『ガラスの仮面』作者が継続宣言も「長すぎて飽きた」厳しい意見
1977年に創刊されて以降、数多くの読者に愛され続けてきた『別冊花とゆめ』が、今月26日発売の7月号をもって休刊となった。
編集部は、7月号に掲載された『別冊花とゆめ 休刊のお知らせ』にて、「40年もの間、別花誌上において素晴らしい作品の数々をご執筆いただきました先生方、そしてなにより、別花の作品を愛し、応援してくださった読者の皆様に心より感謝申し上げます」と謝意を述べている。
現在連載中であった作品については、別冊花とゆめを発行していた白泉社が発行する別誌(『MELODY(メロディ)』など)や漫画アプリ『マンガPark』に移籍することとなっている。
また、白泉社は今後『花ゆめAi』というWebコミック誌を立ち上げる予定とのことで、活躍の場をそこへ移す作品もあるとのこと。
一方で、別冊花とゆめの代表作『ガラスの仮面』については、今後の掲載予定が明らかになっていない。
作者の美内すずえさんは、自身の公式Twitterで『休刊のお知らせに驚かれた方々。本当に申し訳ありません」としながらも「ただ『ガラスの仮面』は、必ず最終巻まで書き続けます」と宣言している。
ファンにとってはひとまず安心出来る宣言となったのだろうか。ネットでは、今回の件について様々な意見が寄せられている。
「信じて待ってます」ファンからの声
日本を代表する少女漫画といっても過言ではない『ガラスの仮面』。1976年から40年以上に渡り連載が続いており、累計発行部数は5,000万部を超えている。
一方で、1997年に『花とゆめ』での連載が終了して以降は、新刊の発売ペースは不定期となっており、数年の間が空くことも。
それだけに「必ず最終巻まで書き続ける」という宣言はファンにとって大きな意味を持つこととなる。Twitterでは「信じて待っています」といった声がみられた。
「信じて待ってます!必ず完結させてください!」
「お願い致します!」
「最終巻お手伝いに行きたいです!」
「生きているうちに読みたいです。もう、それだけです」
「長すぎて……」興味が薄れてしまった読者も
一方で、あまりに長い連載となったことから、すでに「飽きて」しまった読者もいるようだ。
女性向け掲示板「ガールズちゃんねる」ではこんな声も。
「長すぎて飽きた。亜弓(登場キャラ)が気がかりだけど」
「待っている間に亡くなったファンの人沢山いるんじゃない??」
「無限ループ」
「で、今どうなってんの?」
「リアルなら、マヤ(登場キャラ)はアラ還マダムだよね……」
40年以上の長期連載とだけあり「待ちくたびれた」状態の読者も多そうだ。今後どのような形で『ガラスの仮面』が続いていくのかはまだ明らかになっていないが、ファンとしては一刻も早く最終回が見たいものだ。