冨永愛、お金があるから出来たこと?3年間の活動休止の理由が話題に
モデルの冨永愛(35)が、14日に放送された『ノンストップ!』(フジテレビ系)に出演して、約3年間芸能活動を休止していた理由を「長男との時間を優先させるための時間」であったと告白した。
冨永は、世界各地で開催される有名なコレクションに出演する中で、2004年にパリ在住の日本人パティシエの男性と結婚。2005年3月に長男が誕生したが、2009年4月に離婚を発表した。
同番組で冨永は、仕事で家を空けることの多かったことに対して、長男が「お母さんは僕のことなんかどうでもいいんだ。生まれてこなければよかった」と言ったことに、言葉で表現できないほどのショックがあって、長男に寄り添う覚悟を決めたと語った。
冨永は、小学校のPTA役員も引き受けたそうで「母として、お母さんとして形からも入ろう」と考えて、これまで持っていなかったシンプルな服装を購入して「こういう自分もいるんだなと発見した」と、笑顔を見せた。
また、現在13歳になった息子は思春期に突入したが、意思の疎通はしっかりとできていると自信を見せて、昨年冨永が仕事を再開したいと相談した時には「いいよ、しておいで」と、背中を押してくれたそう。
そして、今後について「これからも仕事と家庭をバランスよくやれるようにしていくつもり」と語り「息子の存在は言葉にできない。全てですから」と、長男への深い愛情を言葉にした。
冨永が番組で語ったことに、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
長男は嬉しかったと思う!良い判断だった!
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。
「仕事をお休みして子供との時間を取るっていいことだよ。今までなかったなら尚更」
「息子さん、嬉しかっただろうね」
「思春期前の3年間、子供と寄り添えて良かったね。こういうのって、思春期になったら良い影響が出ると思う」
「息子さん、相当ストレス感じて淋しかったんだろう。きちんと向き合う時間作ってよかったと思う」
冨永が長男との時間を優先させるために芸能活動を休止したことを「良い判断だった」と評価している人が多い。
子供にとって母親は特別な存在である。淋しいと訴える長男はかわいそうであったが、冨永がその訴えに言い訳せずに、向き合える母親で良かったというコメントもある。
思春期を迎えた長男との関係が「理想的だ」と羨む声があることも、冨永の決断なしでは叶わなかっただろう。
お金があるから出来ること?お金があったとしてもすごい決断!
冨永が長男との時間を優先させるために、仕事を休止したということには「お金があるから出来ること」という意見がいくつかあった。
しかし、経済的に余裕があったとしても、なかなかできることではないという意見もある。
「モデルさんは3年休んだら、若い子が続々と出てきて、復帰して仕事があるかもわからない。バラエティーだって同じ。だから息子さんの気持ちを受け止めて、向き合う時間を作る覚悟が出来たのはすごい」
「金銭的に余裕があるから出来たかも知れないけど、芸能界で3年休養って凄い決断だと思うよ。一般人だって、職場に産休で休みますってなったら帰りにくい世の中だし。芸能界なら尚更」
「もちろんお金はあっただろうけど、私たちが想像するいわゆる”普通のお母さん”よりは、家庭にいる時間がなかったんだと思う。海外に行く事も多いだろうし。どんな状況でも、自分が正しいと思える選択をした人は素敵だと思う」
確かに、世界を舞台にトップモデルとして活躍していた冨永は、一般人よりも経済的に余裕があるのかも知れない。
しかし、輝かしいキャリアがあったからといって、いつでも戻る場所があるという確証はない。
冨永が「長男と向き合う覚悟を決めた」と話す中に、仕事を休止することで”芸能界での仕事がなくなったとしても、育てていく”という覚悟があったと思われる。
これは「お金があったから出来ること」と、言い切ってしまうのではなく、どんな状況であれ、子供と向き合う覚悟をもつことはどういうことなのかを、知る機会になってほしいと思う。
鳥井ハニ(とりいはに)
フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。