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「子供は3人以上産むべき」議員の失言に非難殺到!女性が求めているものって?

出典:自民党公式サイト 加藤寛治衆議院議員 プロフィール

10日、自民党の加藤寛治衆議院議員(72)が、党の会合で、結婚式に出席した際に「必ず3人以上の子供を産み育てていただきたい」と、呼びかけていると語った。

また、若い女性に対して「結婚しなければ子供が産まれないから、人さまの税金で老人ホームに行くことになる」とも発言。

会合の出席者から「加藤議員の発言はセクハラと言われる」と、指摘する声もあったが、会合後に記者団に対して加藤議員は「発言を撤回しない」との考えを示していた。

しかし、その日の夜になって加藤議員は、「誤解を与えたことをお詫びする。決して女性を蔑視しているわけではないが、そのようにとられてしまう発言だったので撤回する」というコメントを出した。

加藤議員の発言をめぐっては、SNSを中心に様々な意見が交わされ、Twitterのトレンドにも関連ワードがいくつもランクインするほどの関心を集めた。

加藤議員の発言に、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。

時代遅れで酷い発言!過去の失言からなにを学んだの?

ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。

「時代遅れおっさん」
「そんな余裕ないし、女性をなんだと思ってるんだろう」
「いろんな人が失言して、散々叩かれてるのに学習能力がないのか?」
「3人どころか、子供が欲しくても出来ない人は女性失格ということですか、そうですか」
「酷い暴言だね。経済的な理由、身体的な理由、産みたくても産めない女性だってたくさんいるのに、無差別に言葉で傷付けている。なんという人でなしなんだろう。 女性は産む機械じゃない」

加藤議員の発言に怒りを覚えた人が多く、「時代遅れの酷い発言である」と、非難が殺到している。

少子化問題が深刻なことは事実であり、数字だけを見れば、たくさんの人に多くの子供を産んで欲しいと願う気持ちも分かる。子供を産む必要があることも事実だろう。

しかし、この手の発言をしたのは、加藤議員が初めてではない。これまでに何度か”失言”として問題になってきたのだ。一体なにを学んできたのだと呆れられるのも当然である。

過去に何度も失言とされてきた話題をあえて出したのであれば、もっと納得できるような説明をするべきであるし、すぐに撤回する程度であったなら、わざわざ発言する意味もないものであったと思われる。

出来るものなら子供をたくさん産みたい?女性が求めているものって?

加藤議員の発言は、デリカシーに欠ける時代遅れなものであると非難が殺到することになったが、現在の日本が抱えている深刻な問題でもある。

この問題について、女性たちはどのように考えて、なにを求めているのだろうか。

「その前に子供を育てやすい環境にしてくださいね」
「子供を産み育てたくなる社会を作るのが政治家の仕事では?なんで女性に丸投げなの?」
「大学まで苦労せずに出せるだけのお金くれるなら、何人でも産みますよ」
「産み育てても不自由しないくらいの給料、育てやすい環境を作ってから言ってほしい」
「子育てにかかる費用全部出してくれるならそれくらい産んでもいいわ」
「3人も産むなら相当裕福でないと無理だよ」

出来るものなら子供をたくさん産みたいと考えている人は多い。しかし、加藤議員が話したように、子供を3人産み育てることは容易なことではない。経済的に裕福でないと成り立たないのだ。

また、子供を産んで可能な限り一緒に過ごしたいと考えても、ほとんどの家庭では必死に働かなくてはならない。そして、必死に働いたからと言って、子供を育てるだけの給料を得られるかと言えば、そうとも限らない。

子供を産まなければ日本の未来が危ういことも分かるし、自身も子供がほしいと願っても、それが叶わない絶望的な現実がある。

政治家が「子供を産むべきだ」と発言する前に、子供を産める、産みたいと思える環境を整えることに尽力してほしいものである。

鳥井ハニ(とりいはに)

フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。

編集部
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女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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