バラエティ番組の制作費「ダウンタウンなう、飲んでるだけなのに高すぎ」の声も
『FLASH DIAMOND』(光文社)2018年4月15日増刊号で、主要バラエティ番組の最新の制作費を独占入手したと報じたが、ネットではその金額が高いのか安いのか、さまざまな意見があがっている。
最高額は「イッテQ」3,000万円
現在、最も制作費が高い番組は『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の3,000万円。最も制作費の高い時間帯のプライムタイム(19~23時)でも2,000万円を超えることは珍しい中、破格の制作費である。
また、『イッテQ』と共に人気の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)は2,000万円と、こちらもトップクラス。
YAHOO!ニュース掲示板では、手間暇のかかったこれらの番組が高いのは当然との意見が多い。
「イッテQに予算がかかってしまうのは仕方ないと思う。出演者のギャラよりスタッフの渡航、滞在費用がハンパない気がします」
「イッテQみたいな番組は制作費がかかろうが番組の企画からして致し方ないし、かけた分視聴者には受け入れられているので全然問題はないと思う」
日本テレビの日曜夕方から夜の時間帯は独走状態と言われているが、『笑点』(日本テレビ系)も1,500万円と高額であり、さすがに高い制作費をかけているだけのことはあるようだ。
フジテレビは制作費が高い?
コストパフォーマンスの悪さが指摘が原因で、今年3月に終了したと言われている『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)が3,000万円、『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)が末期に制作費は下げられたとはいえ、1,500万円だという。
その一方で、20年を超える長寿番組の『出没!アド街ック天国』や、ロケ番組として人気の『モヤモヤさまぁ~ず2』、『YOUは何しに日本へ?』、『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』がいずれも300万円と、テレビ東京系のコストパフォーマンスの高さが目立つ。
「視聴率が取れないのにやたら高いフジテレビの番組が終わるのわかりますね」
「テレ東は軒並み格安だが面白く優良番組が多い。フジも見習った方がいい」
「テレ東は予算の割に頑張ってますね。企画力では一番上なのかも」
フジテレビはかつて得意だったお笑い番組を止め、制作費を下げたドキュメントバラエティ番組に替えるようだが、果たしてその効果が現われるのかどうかが注目される。
お酒を飲みながらのトークで1,000万?
そのフジテレビの番組で現在放送中の『ダウンタウンなう』が1,000万円と、意外と制作費が高いという意見が多い。
現在はダウンタウンと坂上忍(50)がゲストと居酒屋などでお酒を飲みながら本音トークを繰り広げる「本音でハシゴ酒」の企画が行われている。
「『ダウンタウンなう』が1,000万って……お酒呑んでるだけなのに……」
「なんで居酒屋を三軒はしごして飲み歩いて終わりの『ダウンタウンなう』が1,000万」
「『水曜日のダウンタウン』より『ダウンタウンなう』の方が制作費高いのが謎」
お酒を飲んでいることにより不用意な発言をしてしまうというリスクがある分、ゲストのギャラが高いのか、MCの3人のギャラが高いのかは不明だが、どこの部分にお金がかかっているのか興味を持つ視聴者は多いようだ。
真島リカ(まじまりか)
ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。