TOKIO、4人の真摯な姿に好感も「グダグダ会見」と厳しい意見も
今月2日、アイドルグループTOKIOの城島茂(47)、国分太一(43)、松岡昌宏(41)、長瀬智也(39)の4人が、都内で記者会見を行った。
会見は、先月25日に自宅マンションに女子高生を招き入れてキスなどをしたとして、強制わいせつ容疑で書類送検されていたことが分かった山口達也(46)の事件を受けてのもので、山口を除く4人のメンバーが出席。
会見の前日に検察から起訴猶予となったことが発表されたが、4人は「それでこの問題は終わりではない」として、会見の冒頭で被害を受けた女子高生とその家族に改めて謝罪をした。
記者からの質問に答える形で会見が進む中で、”山口から脱退の申し入れがあり、退職願を渡されたが、まだ事務所に提出せずにリーダーの城島が預かっている”ことや、山口に対するそれぞれの想いなどが語られた。
そして、山口のしたことは決して許されるものではないが、これまで一緒に苦楽を共にしたメンバーのひとりだと思えば、つい手を差し伸べてしまいたくなるという複雑な気持ちがあることなども、隠すことなく正直に明かした。
山口を除くTOKIOのメンバー4人が、終始厳しい表情で、時には涙を流しながら行った今回の会見に、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
メンバー4人の誠意が感じられた!良い会見だった?
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。
「みんな憔悴しきっていた」
「リーダー、支離滅裂なとこもあったけど、誠意を持ってしゃべって好感持てたよ」
「長瀬の被害者の方を気遣うコメントが良かったし松岡の男らしさを感じた。今日の会見が山口に響いてほしい」
「松岡昌宏の”正直あなたは病気です”が、今回の会見の中で1番効いたわ」
憔悴しきった悲痛な表情で登場した4人を目にして、胸を痛めた人も多いようだ。
また、会見の冒頭に「どんな質問にも答えます」と宣言した通りに、正直に自分の言葉で真摯に答える姿に好感を持ったという意見も多数ある。
しかし、メンバーそれぞれが、グループに対してどのような覚悟をもっているかを改めて知るきっかけになったのが、メンバーのひとりが問題を起こした謝罪会見であることに、やるせなさを感じた人も多いだろう。
解散も脱退も明言せず?会見する意味あったの?
山口を除くメンバー4人の正直な気持ちを聞けた部分には、同情や共感、見直したなどというプラスの感想があったが、会見そのものについては厳しい意見が寄せられている。
「やらなかった方が良かった気がする」
「重大発表って煽ってたけど、何の方向性も示さず、ただの謝罪会見だった」
「脱退、解散、待つ!どれか決まってから会見開いて欲しかった。ファンの人意味わからず混乱してるんじゃないの?」
「はっきりしてから会見開けばよかったのに。さっきのはグダグタ会見」
「今日の会見は意味がなかった。結論出てからお知らせください」
4人が会見を開くことが分かってから、解散が発表されるのか、活動休止宣言があるのかなど、様々な憶測が飛び交っていた。いろんな意見があったが、「山口を許して受け入れる」という言葉だけは聞きたくないとも言われていた。
しかし、会見では、今後についての明確な答えが発表されることがなかった。そのため、「具体的なことが決まってから会見を開くべきだったと」いう意見があるのだろう。
何も決まっていない段階で会見を開いたことについて、3日朝にTBS系で放送された『ビビット』で国分は、「そういう声があることも理解している。しかし、TOKIOのメンバー全員で謝罪する必要があると思って会見をさせてもらった」と説明している。
”連帯責任”というワードを口にして、「まずは謝罪を」と考える誠実さも、山口の退職願を受け取ったものの、提出することが出来なかったという、仲間を想う気持ちも理解できるし、立派である。
しかし、色んな”甘さ”が指摘されている今、明確な答えを出すことが必要だったのかも知れない。
鳥井ハニ(とりいはに)
フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。