インディーズアイドル、カブトムシ食べて事務所解雇「気持ち悪い」ドン引き

女性地下アイドルグループ「かみつき！MAD-DOG」が所属事務所を解雇された件で、その驚きの原因が話題となっている。

女性アイドルの事務所解雇といえば、その理由の多くは恋人発覚や飲酒喫煙などの素行不良などだが、今回その原因となったのは「カブトムシを食べたこと」。なぜカブトムシで解雇になってしまったのだろうか。

「気持ち悪い」の声殺到！虫を食べるのは個性？

事の発端は今月11日に行われた「かみつき！MAD-DOG」のライブ。メンバーは結成当初は6人いたというが、現在は4人。YouTubeなどでの動画配信が活動の中心ではあるものの、11日のライブがグループにとってのデビューライブとなっていた。

公演中は持ち歌を披露するなど会場を盛り上げていたものの、MC中に自己紹介を兼ねて普段から虫を好んで食べるというメンバーが「利き虫」に挑戦。そのメンバーは目隠しをした状態で他のメンバーに虫を食べさせられ、見事正解の「カブトムシ」を言い当てた……ところでは事態は収まらなかったようだ。

ライブ終了時から会場にいた客を中心にツイッタ上にクレームを書き込んだことで、この「利き虫事件」が多くの人の間で話題に。虫を食べた本人はツイッターを更新し、「趣味なだけだから心配しないで欲しいなと」と説明したものの、その後所属事務所が「『かみつき！MAD-DOG』ですが本日を以って(株)ワンダーストーリーの資本提供から外れました」とアナウンス。グループの公式ツイッターでも事務所解雇を報告し、解散はしないことを報告した。

ライブといえど、アイドルイベント内でのステージだったため、客席には他のアイドルのファンも多くいただろう。虫が苦手な人も多い中、この無茶すぎるパフォーマンスにガールズちゃんねるからも批判の声が集まっている。

「気持ち悪い。想像しただけで吐き気が…」

「今のこういうアイドルの子達って、体はったりこうまでしないと 売れないの？」

「アイドル飽和してるから、変なことして目立とうとしたんだね」

「いくら虫食べるの好きでもステージでやるのはどうかと。いくらファンでも引くんじゃない？ メンバーも面白がってないで止めろよ」

「虫苦手な人はたくさんいるのに、ステージ上でそんなことやって嫌がる人がたくさんいるのは当然。その程度の想像力もないの？だから解雇されるんだよ」

また、ステージ上で食べたのは食用カブトムシだったとのことだが、普段は自ら捕獲して食しているという。寄生虫や感染症を懸念する声も見受けられた。

わずかに擁護の声も「本人が好きならいいんじゃない？」

しかし、無理矢理食べさせられたならともかく、普段から虫を食べる嗜好があり、実際に食べられたカブトムシが“食用”であったことなどから、擁護の声もわずかながらに見受けられた。

「本人が好きなら良いんじゃ無いの」

「食用のカブトムシあるんだ。ならいいんじゃないの？」

「個性がないと埋もれちゃうしね。まあ、もっと他にあったと思うけど…」

また、この話題にモデルの藤田ニコルも反応し、「カブトムシ(食用)食べて事務所辞めされちゃうの…私なんてタランチュラもヒョウ柄のナメクジもドブガイもジャンボタニシもオオマリコケムシなどなど食べてるのに…プライベートじゃなくてお仕事でだけど」とコメントし、グループを擁護していた。

彼女たちは今回、話題性を狙って虫を食べようと思ったのだろうが、今回は結果的に思惑通り話題になった形に。注目されている波に乗れるかどうかはアイドルとしての才能次第だろう。

 

福田綾子（ふくだあやこ）

フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。