X JAPAN、復活ライブ決定も海外アーティスト並みに高額「絶対買わない」意見
X JAPANが4月10、11日にZeppダイバーシティ東京で単独ライブを開催することをリーダーのYOSHIKI(52)が発表した。
昨年、頚椎椎間孔狭窄症をでロスで首の頸椎の人工椎間板置換手術を受けていたYOSHIKI。その特徴である激しいドラムプレイは自粛していたものの、昨年末のNHK『紅白歌合戦』にてドラムを解禁。X JAPANの代表曲『紅』を披露し、ファンから喜びの声が集まっていた。
近年ではホールやアリーナ公演はあったものの、ライブハウス公演は約10年ぶり。ファンからの期待も高まっているかと思いきや、思わぬところで批判が相次ぐ事態となっている。
チケットが高すぎる?他アーティストと比べると数倍以上の高価格
8日にニコニコ生放送の番組『YOSHIKI CHANNEL』で発表されたのは10年ぶりとなるX JAPANのライブハウス公演。頚椎椎間孔狭窄症の手術からまだ1年弱ということもあり、ファンからも心配の声が届いていたが、YOSHIKIは「ある程度の覚悟をして臨むステージ。頑張ります」と宣言していた。
しかし、ファンから注目されているのはライブハウス公演という事実よりも、そのチケットの価格設定。は立ち見席が3万円、指定席が5万円という法外な価格が発表されたのだ。バンドのライブというと、アーティストにもよるが4000円から高くても1万円以下が通常価格。5万円という価格は海外アーティスト並みで、国内アーティストでは類を見ないほどの高価格となる。
ファンとしてはライブ自体は嬉しいものの、価格を考えると手放しで喜べないという複雑な事態に。このニュースを伝えるヤフー!ニュースのコメント欄には次のような声が集まっていた。
「立ち見で3万、指定席は5万ってガチなファンじゃないと絶対買わない値段設定だよね」
「このバンドは凄いと思う。けど値段設定高すぎる。これじゃ若い子らは行けない」
「プレミアムチケット……。正直、お金持ちしか相手にしてないよね。なんかもういいや」
「3万は高い。演奏曲数は少ないし。それなら他のロックバンドのライブに4~5回行く」
「ドラム叩けば見に来る熱狂的なファンから絞りとろうしてるように思える」
Zepp ダイバーシティの収容人数は最高2500人とライブハウスとしては日本でも最大級であるものの、万単位の人数を収容できるアリーナやドームと比べると圧倒的に少なくなるのは確か。
チケットの争奪戦を少しでも緩和するための価格設定なのかも知れないが、ファンからも不満が爆発していた。
「ライブではなくアルバムを!」新曲を期待する声も
ライブの公演自体はファンにとって喜ばしいことではあるが、実はファンが本当に長年待ち望んでいるのがニューアルバム。2010年にアルバム制作が宣言され、ファンの間でも期待が高まっていたが、その後年単位の月日が流れても「出なかったら腹切ってやる」「99.5%はできあがってる」と宣言されるものの、一向にリリースの気配はなく、何度も延期が繰り返された。
昨年4月には「6月30日に発売する」と発表されたものの、発表からわずか1週間後にまたも延期が発表。「今年中には絶対出る」としたものの、とうとうリリースされることはなかった。
8年経ってもいまだリリースのないアルバムについて、待ち望んでいたはずのファンもすでに辟易しており、期待が高かっただけにその落差も大きい様子。アルバム待ちだったファンからも不満が続出していた。
「ドラム復帰も嬉しいがその前にアルバムを!もう20年以上待ってますが(笑)」
「一番やらなければならないアルバムリリースを延ばして、自己陶酔ばかり。無理してドラムを叩いて年内絶対安静で今年も出せませんって言うのかな」
「25年以上ファンですけど、もういいかな。と思います。いつまで経ってもアルバムは出ないし、曲は出さんし、昔の曲ばっかりで食い繋いでいる感が否めません」
現在は2018年中のアルバムリリースがYOSHIKIから宣言されているものの、実現するかは不明。無理をしてドラムを叩いて発売がまた伸びるくらいならばアルバムリリースを優先してほしいとの声が続出していた。
福田綾子(ふくだあやこ)
フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。