マツコ、『バイキング』の出演は失敗?国民栄誉賞への苦言がネットで物議
タレントのマツコ・デラックス(45)の発言が話題になっている。
話題になっているのは、今月5日の昼に放送された『バイキング』(フジテレビ系)に、番組放送1000回を記念して、マツコがスペシャルゲストとして出演した際の発言。
番組では、「平昌オリンピック」のフィギュアスケート男子シングルで、2大会連続となる金メダルを獲得した羽生結弦選手(23)が、国民栄誉賞を授与される見込みであるというニュースを紹介。
マツコはこのニュースについて「羽生君がもらう、もらわないは関係ない」と前置きしたあとに「数が多すぎやしませんか?私が若かった頃に比べると、ちょっと国民栄誉賞の価値が下がったかなっていうのはすごく思う」と、コメント。
また、羽生選手への授与が実現すれば、第2次安倍政権発足後、歴代最多の7人目となることについては「そんなに連発してしまって……特に安倍さんは、賞をあげるのが大好きだから。ちょっと価値を下げちゃってない?数が多すぎやしませんかってちょっと前から思っていた」と、以前から疑問を感じていたと語った。
マツコの国民栄誉賞についての発言に、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
選定基準が曖昧すぎる?スポーツ栄誉賞があればいい?
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。
「確かに思う。価値薄れそう」
「国民が元気もらった人にあげるんだから別にいいんじゃないの出し惜しみするよりマシ」
「二連覇の羽生くんにあげるなら、二連覇以上の柔道野村さんや、体操内村さんにもあげなきゃ!線引きがおかしすぎ!」
「競技によって違いがあるのは仕方ないとは個人的には思う。でもこれからは、ちゃんと線引きしないと駄目だよね」
マツコの発言に、賛否の両方のコメントが寄せられている。選定基準が曖昧なことが、意見が割れた原因なのかも知れない。
また、競技によって評価基準が違うのであれば、”スポーツ栄誉賞”のようなものがあれば良いのではないか?というコメントに賛成する人が多かった。
番組で特集したことは、国民栄誉賞というものの存在について再考する良いきっかけになったようだ。
偏った放送内容が不快?そもそもマツコの考えが古臭い?
国民栄誉賞について再考するきっかけができたことは良いことである。しかし、その”伝え方”に疑問を持った人が多い。
「バイキング最悪じゃなかった?やたらと安倍総理批判に繋げてさ、うんざりしてテレビ消した」
「イチロー選手は断ったとか、それを今言う?羽生選手に断れって言いたいの?本当に違和感のある番組でした」
「羽生選手が国民栄誉賞を貰う事になってるのに、わざわざ国民栄誉賞をあげすぎてるとか貰って無いスポーツ選手の名前だして否定的に放送するって羽生選手に失礼だ」
特定の政党を批判するような、偏った取り上げ方をされたと感じた人が多いようだ。
また、過去に国民栄誉賞を辞退したスポーツ選手がいたと紹介したことに、批判が集中している。
確かに、これでは既に授与された選手が複雑な気持ちになるであろうし、これから授与される選手が自分も辞退するべきなのでは?と、迷うことになり兼ねない。連発して授与することよりも、価値を下げる取り上げ方はまずかったと思われる。
配慮に欠けると思われる放送内容への不満は、ゲスト出演したマツコへの不満も引き出してしまったようだ。
「マツコって中立でもないし、エリートコンプレックス強くて口の悪い偏屈者だとしか思えない」
「マツコの話って古い時代が基準になってる事が多い。そしてそれを自分で気付けてない感じ」
「考えが偏ってる上に言葉の暴力エグすぎる。言葉に重みがあるようで薄っぺらい」
レギュラー番組をいくつも持ち、番組で紹介した商品は、放送直後に入手が困難になる程の絶大な影響力を持っているマツコ。
『バイキング』にゲスト出演したことで、マイナス意見が多く集まってしまったことは、これからのマツコ言動から感じる印象に影響していくことがあるのだろうか。今後の動向を見守りたい。
鳥井ハニ(とりいはに)
フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。