田中みな実、「ミスコン受賞は今や女子アナ採用に不利」発言にネットから反論殺到
元TBSアナウンサーの田中みな実(31)が、自身の番組『ひるキュン!』(TOKYO MX)で、「ミスコン出身者は女子アナになりやすい」という一般的な意見に対し、反論する場面があった。
同番組では大学のミスコン事情を取りあげ、女性蔑視の観点から最近は廃止される傾向にあると伝えた。
田中は自身は青山学院大学に在学中だった2007年に「ミス青山コンテスト」で準グランプリを獲得しているが、ミスコンの是非については「別にすごくアリとも思わないけど、ナシでもないかな」とコメント。
さらに、「私が一言申し上げたいのは、大学のミスコンに出ていたからといってアナウンサーになれるわけじゃない」と、ミスコン受賞が女子アナの採用試験で有利になるとは限らないと語った。
また、現在の採用事情について、「今は逆にミスコン出身の子をあまり取らない風潮もあったりするんです。タレント気質が強すぎるとか、事務所に入ってるとか、むしろちょっと敬遠される傾向にあったりする」と解説した。
田中は自身の経験として、コンテストの本戦が行われる前にTBSへの内定が決まっていたと明かし、「ミスコンのイベントに出ることで度胸が付くというので、(周囲から推薦されて)私は出たんです」と説明した。
実際にはミスコン出身者が多い局アナ
田中の反論に対し、YAHOO!ニュース掲示板では、やはりミスコン出身者が有利なのではないかという意見が多く寄せられている。
「ミスコン獲って女子アナにならない人もいるが、女子アナになるのにミスコンが優位なのは事実」
「登竜門じゃないかもしれないけど、ミスコンで勝ち上がれる可愛くて目立ちたがり屋が女子アナになれる」
「やっぱり有利に働くし、局側も、そういう選ばれて肩書きがある人が欲しいのでは」
「テレビ局もアナウンサーには容姿端麗な美人を選ぶじゃん。そう言う人はミスコンでも上位になるってだけの事」
田中と同期の江藤愛アナ(32・TBS)も同じくミス青山で準グランプリを受賞している。
また、竹内由恵アナ(32・テレビ朝日)はミス慶応、古谷有美アナ(29・TBS)はミスソフィア(上智大学)、海老原優香アナ(23・フジテレビ)はミス学習院など、TBSに限らず、女子アナのミスコン出身者は多い。
女子アナ志望のミスコン出身者が全員採用されるわけではないだろうが、それでもこれだけ受賞者が多いと就職に有利だと思われても仕方がなさそうだ。
芸能人から女子アナになる逆転現象も
田中は「タレント気質が嫌われる傾向にある」と語っていたが、それどころか最近は元芸能人を採用するケースも増えてきている。
久慈暁子アナ(23・フジテレビ)は元モデル、関西テレビからテレビ東京に移籍した竹崎由佳アナ(25)は元子役、今年4月から日本テレビに入社予定の市来玲奈(22)は元乃木坂46のメンバーである。
「ミスコン出身者じゃ物足りず、最近はアイドルやモデル経験者のよりプロに近い人間を好むようになった。より加速してる傾向にあるよね」
「最近はろくにニュースも読めもしない女子アナが多すぎるから、そう思われてもしょうがないでしょう!」
田中は、容姿だけではなくアナウンス能力などの総合的な要素で採用を判断していると反論したかったものと思われる。田中の言うことにも一理あるが、容姿や度胸が約束されたミスコンや芸能人の肩書きがアピールポイントであるのは間違いない。
真島リカ(まじまりか)
ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。