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岡崎体育、酷評のファンクラブ制度改修もネットからは賛否両論

出典:岡崎体育オフィシャルサイト

シンガーソングライターの岡崎体育(28)が自身のファンクラブで導入したランク付けシステムについて全面改修する案を発表した。

今月2日、日本発のシステムとして、“ファンの熱量を可視化する全く新しいファンサービス”「bitfan」の始動を発表していた岡崎。公式発表によると、そのシステムとは、ファンクラブコンテンツの閲覧やグッズ購入などの行動で「ポイント」が加算され、そのポイント数に応じて「ワニ革」から「塩ビ」まで分けられた6つのランクに振り分けられるというもの。上位ランク者には特典がプレゼントされることも明かされており、グッズを購入すればするほどファンとして特別な体験ができるという。

しかし、発表直後から「ファンに優劣をつけている」と批判が殺到。岡崎はツイッター上で「そもそもファンクラブ作ってる時点でファンクラブ入ってる人と入ってない人の優劣つけてる」「一生懸命働いて稼いだお金をたくさん僕に使ってくれる人に少しだけオマケしてあげたい」と弁解していた。

課金システムは妥当?岡崎擁護の声が多数!

殺到し続ける批判を受け、岡崎は14日に自身のブログを公開し、ファンクラブシステムについての改修案を発表。「今回いろいろと僕のファンクラブの件でお騒がせして本当にすみませんでした」と謝罪し、「ランク」という文言の排除、ポイントでグッズを交換できるシステムの導入など5つの改修案についてつづった。

岡崎は多忙からこの1年まったくファンクラブコンテンツに関与していなかったというが、「みんなが満足できるようなファンクラブを作りたい。自分勝手かもしれませんが。そう思います」と想いを語り、「岡崎体育のファンクラブに入ってくれている人が、どうか幸せになれますように」とこれまで以上にファンクラブコンテンツを充実させることを明かした。

通常、アーティストなどのファンクラブは有料会員にさえなれば一定のサービスを受けられるものだが、岡崎が批判を受けてしまったシステムは、会員費を払いつつ、さらに課金しなければならないというもの。

岡崎は日本初のシステムと謳っていたが、例えば宝塚のファンクラブでもサービス利用状況に応じたポイント制のステイタスがあり、ステイタスが上がれば上がるほどチケット当選率が上がることでも知られている。

また、航空会社やホテルでもお金を使えば使うほどランクが上がり、特別な接客を受けることができる。つまり、岡崎のファンクラブシステムは必ずしも分不相応なものであるとは言い切れない。

この報道を伝えるヤフー!ニュースコメント欄にも岡崎を擁護する声が多く集まっていた。

「お金をかけて応援している人が優遇されるシステムのどこが悪いのか…」

「才能に対し、CDやグッズ、チケットを購入してもらってアーティストは活動できる。沢山購入して応援したい人と、お金も出さず楽して楽しみたいだけの人との区別はあって当然」

「子供からもお金むしり取るつもりかって怒ってる人いるけど、決められた範囲のお小遣いを何に使えるか勉強になっていいと思う」

「YouTubeで無料で音楽が享受できる時代になって、勘違いしている人が騒いでいる、という印象」

「グッズを買う。CDを買う。ライブにいっぱい行く。お金を使うことが目に見える一番の応援になると思いますよ」

アーティストが活動する上でもっとも大切なもののひとつは資金。お金を多く出すファンを優遇することは決して悪いことではないという声が殺到していた。

「ランク」という言葉が悪印象?ただのポイント制でよかったのではという指摘も

とはいえ、今回多くの人が引っ掛かったのが「ランク」という言葉。ファンクラブに入っていてもそれ以上の余裕はなく、ずっと下位ランクのままだった場合、釈然としないファンの気持ちも分からないでもない。「ランク」というシステムに関して批判する声もあった。

「ランク付がひっかかたんだろうね。単なるたまったポイントの量で得れるモノが違うだけなら批判はなかったんだろうけど」

「“ランク”とか直接的な言葉が良くは思われないのかな…」

「もし自分がファンだったらこうも露骨にやられるとあんまいい気分はしないかもな」

今後、岡崎のファンクラブは純粋なポイント制で運営される様子。安易に“日本初のシステム”を謳ってしまったばかりに、不用意な批判を受ける羽目になったのかも知れない。

 

福田綾子(ふくだあやこ)

フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。

編集部
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女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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