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大竹まこと、長女逮捕で謝罪会見は当たり前!?問われる親の責任とは

出典:ASH&Dコーポレーション公式サイト

タレントの大竹まこと(68)の長女で、28歳会社員の女性が1月末に大麻取締法違反(所持)で逮捕された。

この報道を受け、大竹は今月1日に記者会見を開き、「親の監督不行き届きです」として謝罪。その潔い態度に称賛の声が上がっている一方で成人した子が犯した犯罪に対し、果たして親に責任があるのかどうかが問われる事態が発生している。

成人した子の親には責任はない?謝罪会見を不必要とする声多数

大竹は謝罪会見で、娘について「娘の育つ過程で、私のとても仕事の忙しい時期と重なった。普通のお父さんのように娘と共有する時間がなかった。悔やまれてなりません」と親の責任についての考えを表明。さらに芸能二世の相次ぐ犯罪については「こういうことになるとは一切、思っておりません。私の監督不行き届きかもしれませんが、その話は他人事のように思っておりました」とコメントした。

また、今後について「娘は二度と、このような犯罪を犯さないと信じています。そのように家族で過ごしていきたいと思っている」と語っていたが、一方で会見中、自身を「公人」、一般人の長女を「私人」とはっきり線引きし、長女のプライバシーに関わる発言は一切出すことはなかった。

芸能二世が犯罪を犯すとその親が謝罪会見を開くのはもはや必定となっているが、それを疑問視する声もそのたびに多く上がっている。この会見を報じるニュースに対しても、ネット上には謝罪を不必要とする声が多く寄せられていた。

「二十歳すぎたら親の責任問うのはおかしい」

「28歳の一人暮らしの娘に対する親の責任はないでしょう。普通ならニュースにもならない事件なのに親が有名人だからって吊し上げるのは違うと思う」

「娘、28歳。立派な大人で社会人。親に責任はないと思う」

「28才は大人も大人。親の監督不行き届きはもういらない。なんのための、成人の線引きなのか」

「公人・私人の区別については大竹さんの言うとおりだと思います。芸能人の子どもだったら何でもかんでもさらけ出さなければならないとは思わない」

未成年ならばともかく、28歳は自分の責任で行動をするべき年齢。親の謝罪は不必要とする意見が圧倒的に多かった。

コメンテーターという立場上謝罪は当然?これまでの発言がブーメランに

とはいえ、大竹はこれまで毒舌タレントとして多くの芸能人の不祥事を批判してきた。それだけに、たとえ身内の不祥事だとしても謝罪会見を開くのは当然との見方も。コメンテーターの今後を危惧する声も上がっていた。

「テレビ芸人としてテレビで他の公人に対して随分と失礼な発言、暴言をしてきた以上、叩かれるのは覚悟していることだろう」

「大竹まことの場合、もともと毒舌コメントが多く、清水アキラと息子さんの件について結構バッサリ切ってたのが今回ブーメランになってしまった。コメンテーターとしては、今後厳しそうだね」

「普通なら二十歳を越えた子供の犯罪で親は関係ないと、話が終わるところだけど…。この方は今まで散々同じ立場の芸能人や政治家などを叩いていたコメンテーターだから厄介だね」

子どもの不祥事といえば、今回の大竹とまったく逆の対応をしたのが司会者のみのもんた(73)だった。2013年、当時日本テレビ社員だった31歳の次男が窃盗未遂で逮捕された際、報道陣の前で「30過ぎで子どもがいる男に親がどこまで責任を取るべきなのか」と発言。これに批判の声が殺到したために後日記者会見を開き謝罪したが、結局多くの番組の司会を降板し、今ではほとんど見ることもなくなった。

未成年者が罪を犯した場合、親は監督責任を問われるが、成人している場合は法律的に親には責任は発生しない。しかし、日本は心情的に血族を重視する風潮があり、罪を犯した者の家族にも連帯責任があるという道義的な考えがいまだ根強い。

「親が謝罪する必要はない」という意見が多くある一方で、みのもんたのように謝罪しなければバッシングを受けてしまうという矛盾から見えるのは、“謝ったもの勝ち”という、子の罪に対して芸能人が取るべき態度なのかもしれない。

 

福田綾子(ふくだあやこ)

フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。

編集部
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女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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