斉藤由貴、ブルーリボン賞受賞で不倫に対する風向きが変わった?ネット議論
2018年1月23日に、東京映画記者会が主催する「第60回ブルーリボン賞」の受賞者が発表された。
2017年を彩った話題作に出演した俳優の名前が並ぶなか、去年の不倫騒動で大きな注目を集めた女優の斉藤由貴(51)が、映画『三度目の殺人』で助演女優賞を受賞。1985年度に新人賞を獲得した以来、32年ぶりの受賞となった。
斉藤は受賞について「このタイミングで賞をいただけることが、淡々と話していますがものすっごくうれしくてたまらない」と、涙を堪えながら語った。
また、来月に予定されている授賞式については、泣いてしまうかも知れないが、可能であれば両親に見せてあげたいという想いがあることを明かした。
斉藤のブルーリボン賞助演女優賞の受賞に、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
素行は悪くても演技力はすごい?
Yahoo!ニュースのコメント欄には、このような声が寄せられている。
「演技のみの評価。素行は関係ない。おめでとうございます」
「この人はアイドルだったけど演技力がずば抜けている。以前舞台を見たけど余りの迫力に圧倒された」
「文春砲でイメージは悪くなったかもしれないけど、演技は存在感ある人だと思います。おめでとうございます」
「このタイミングで仕事が評価されるのは嬉しいと思う。雑音に負けなかった選考委員も素晴らしい」
「演技力もあり年を重ねても可愛らしい雰囲気をお持ちのかただと思います」
斉藤の演技力を認めているひとが多いようで、賞の受賞には納得するコメントが多くみられる。
去年の不倫疑惑報道からの釈明会見。その後に実はやはり不倫していたことが発覚したことで、斉藤は予定されていたドラマを降板することになってしまった。
私生活はとても褒められたものではないが、失墜してしまったイメージ抜きに本職での活躍を評価されたことはうれしいことだろう。「このタイミングで……」と、自分で言ってしまうところも斉藤らしい。
不倫に対する風向きが変わった?
私生活と仕事の関係についてや、世間の反応や対応についても意見が交わされている。
「不倫で批判されるのは仕方がないけど!仕事を失うまで他人が追い込んで良いのだろうか?」
「受賞は前から決まってたものだとは思うけど、小室引退会見直後でタイミングいいな」
「法律に触れる犯罪の場合は別としても、不倫・浮気・酒・借金。私生活を過度に切り取って批判の矢面に立たせて才能を終わらせることは少ないほうがいい」
例え疑惑どまりであっても、著名人に不倫報道があれば、批判が殺到して居場所をなくしてしまうケースが多々ある。個人的な問題とはいえ、イメージが重要な職種であるために当然の結果とも言えるが”叩きすぎ”には意を唱えるひとが増えてきた。
つい先日、不倫疑惑報道から引退を表明した小室哲哉(59)の会見が、あまりにも悲壮感に溢れていたことから「才能をつぶすまで攻め倒すことはない」というように風向きが変わりつつあるようだ。
とはいえ、厳しい意見も当然のようにある。
「賞は素晴らしいかもしれんけど、この人をまともに見れなくなった」
「それでも不倫はイメージを悪くする。不倫を肯定する流れはやめてほしい」
「不倫は立派な法律違反。不貞行為。普通、法律違反した者、罪を犯した者が仕事だからと切り離して評価されることはない。芸能界って身内に甘い」
どこまで責任を取らなければいけないのか、そもそも責任をとる必要はあるのか、世間はどう受け止めるべきなのか、などについてはひとによって見解が違うことは当然だろう。
しかし、不倫さえしなければこのような論争も不要なのである。
斉藤が同賞の授賞式に出席すれば、またニュースになると思われる。世間がどんな感想をもつのかに注目したい。
鳥井ハニ(とりいはに)
フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。