元NHKの麿・登坂アナがフジへ移籍も「民放に合わなさそう」と不安の声
麿の愛称で人気の登坂淳一元NHKアナウンサー(46)が、フリーアナウンサーに転身することにより、年収が5倍程度になるのではないかと『女性自身』(光文社)が17日に報じた。
視聴率低迷にあえぐフジテレビが、今春から時間帯を問わずニュース番組を強化することになったが、特に夕方放送の『みんなのニュース』(フジテレビ系)が不振のため、テコ入れ目的で登坂アナの起用が決まった。
とはいえ、登坂アナはまだ民放で実績がないため、最初はギャラが比較的少ない状態からスタートすると言われているが、それでもNHKにいる時の年収をはるかに超えることは確実だろう。
NHKに居続けた方が良かった?
夕方の時間帯に新風を巻き起こすか期待される一方で、YAHOO!ニュース掲示板ではフリー転身に心配する声も寄せられている。
「それでも麿にはNHKの麿でいてほしかった。麿の年収は上がるかもしれないが、麿自身は安っぽくなってしまう気がしてならん」
「民放ではもう少し若返って元気に映ってほしいですね」
「白髪増えなきゃいいけど、好きなアナウンサーだから、心配!」
「あの雰囲気はNHKだからこそ生きる」
「視聴率が低ければバッサリ切られる不安定さ満載」
「5年遅かったかな、ピーク過ぎてるこの人」
NHKと民放では番組の作り方などが大きく異なっており、民放の番組に慣れるのに時間がかかるケースが多い。
1989年にNHKからフリーになった千田正穂アナウンサー(69)は、同じ夕方の報道番組『600ステーション』(テレビ朝日系)は、わずか1年半で打ち切られている。
また、NHKの人気番組や大型番組を担当してきたわけではないため、フリーになった後の人気は未知数とも言える。
かつて『めざましテレビ』(フジテレビ系)の立ち上げを成功させた大塚範一アナウンサー(69)の次に続くかどうか、大いに期待されている。
フジテレビ復活のカギとなるか?
また今回の起用について、局アナではなくNHKからハンティングしてきたフジテレビの姿勢に対し、疑問の声も上がっている。
「フジテレビっていっつも外から人気者を引っ張ってくれば何とかなると思ってる」
「この人ってそんなに人気あるのだろうか。視聴者側から言うとアナウンス力があればわざわざ経費を使ってフリーアナを使わなくても良いと思う」
「あの時間帯はアミーゴ(伊藤利尋フジテレビアナウンサー)でいいんです!!フジには彼ほど喋ってよし、報道も出来る局アナいませんよね」
「夕方の新番組ってどれも同じで違いが分かりづらいから、なかなか大変だろうなぁ」
現在放送中の『みんなのニュース』や、昨秋で終了した『ユアタイム』(フジテレビ系)は、分かりやすさを前面に押し出した構成だったが、低視聴率で短命となってしまった。
その反省を踏まえてか、今回は『BSフジLIVE プライムニュース』(BSフジ)のキャスター、反町理・報道局解説委員長(53)とのダブルキャスターにより、硬派な報道番組になることが予想される。
グルメや芸能情報が多く、ワイドショー化が進む平日夕方のニュース激戦区で、果たして硬い内容の番組が受け入れられるか、注目される。
真島リカ(まじまりか)
ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。