フジテレビでまた誤報?ミタパンの評判が上がる理由って?
28日放送『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系)で、先月30日に放送した「京都でマナーを守らない観光客が続出」という話題を紹介した際、その内容に誤りがあったとして謝罪した。
同番組では、「京都にある実相院の床もみじが撮影禁止なのは、観光客が持ち込んだカメラの三脚で床が傷ついたため」と説明していたが、実際は文化財を保護するためだったという。
繰り返すフジの誤報
撮影禁止の理由については、実相院に確認しなかったためということだが、情報番組の基本である裏取りをしなかったことについて、女性向けネット掲示板「ガールズちゃんねる」では批判が多く集まっている。
「あとで謝ればいいやと思って番組作ってんじゃねーの?」
「フジテレビってバカなの?なんで裏付けするということを学ばないの?」
「後で訂正しても遅いよね。間違った報道を見た全員か訂正まで見てるわけないし」
「もう『ああ、いつものことだね』って感覚になってきてしまった」
『グッディ』に限らず、これまで情報番組の誤報は、特にフジテレビに多く発生している印象を受ける。
『ノンストップ!』では6月、「ガリガリ君に火星ヤシ味がある」と実在しない味を報道してしまった。
また、『ワイドナショー』では5月、映画監督・宮崎駿の引退発言を特集したが、後に本人は全く発言していないことが分かり、レギュラー出演している松本人志は当時、降板を示唆していた。
これらはネットで出回っていたデマというよりも、ネタの範疇の投稿が元であり、それを真に受けてしまったようだ。
命にかかわるものや重大なニュースではないとはいえ、情報番組としての信頼性は低下する一方となっている。
ミタパンに同情的な意見が集まる
フジテレビの評判が下がっていく一方で、今回同番組内で謝罪した三田友梨佳アナウンサー(30)の評判が上がってきているという。
「この番組、ミタパンのフォローなくしてやってけないよね」
「この番組の謝罪っていつもミタパンが言わされてて可哀想だなと思うよ」
「メインの安藤さんと高橋さんが謝れば?」
「三田さんってこの番組に出て、好感度上がった気がする。色々と大変だと思うけど」
「ミタパンのストレスすごそうだよね」
他の番組もそうだが、番組の謝罪が必要となった場合にメインMCの安藤優子(59)や高橋克実(56)、番組責任者ではなく、サブMCの三田アナが謝罪することになっているため、同情的な意見が多く集まっているようだ。
一部報道によると、来春からフジテレビは昼・夕方・夜のストレートニュース番組のタイトルとスタジオセットを統一化し、ブランドの確立を図ろうとしているという。
『とんねるずのみなさんのおかげでした』や『めちゃ×2イケてるッ!』といった、かつての人気お笑い番組を終了させることで、方向性を変えようとしてるようにも見えるが、ブランドの確立よりもまずは、基本的な信頼を得ることの方が先だと言えそうだ。
真島リカ(まじまりか)
ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。