「だんなデスノート」は日本社会のゆがみ?勝間和代の指摘にネットで大論争
夫に対する不満が数多く投稿されている「だんなDEATH NOTE(デスノート)」というウェブサイト。
「夫に今すぐ死んで欲しい。毎日思っている。」という過激なキャッチコピーを掲げ運営されている「だんなデスノート」。サイトには「夫を社会的に抹殺したい」「旦那よ、今すぐ消えて」「死神様、今日こそアイツを迎えに来て」などと夫の死を願う投稿がズラリ。
すでに書籍化もされるなど話題になっている同サイトについて、『バラいろダンディ』(TOKYO MX・11月21日放送)でも報道された。
同番組内で評論家・勝間和代氏(48)は「このサイトの存在は日本社会のゆがみが原因」と指摘。「日本の女性、特に子持ちの女性が離婚すると2/3が貧困になってしまう」と説明し、「選択肢が『悪口を言いながら貧困にならない』or『別れてスッキリするけど貧困になる』しかない」と、日本の女性がおかれる現状を指摘した。
これに対しネットでは様々な意見が見られていた。
「同意」「離婚の自由が必要」の声も
だんなデスノートについては以前よりネットで反発の声が多く上がっていたが、女性向け掲示板「ガールズちゃんねる」では意外にもだんなデスノートを容認するような声も少数だが上がっていた。
「同意。それだけ日本の女性が虐げられているということ」
「ただのストレス発散なんだから大ごとにしないで」
「離婚の自由。それは思うな」
「言いたいことを言える場所は大事。ただそれを書籍化して利益取ります〜的な出版社が気に食わないけど」
容認というと言い過ぎかもしれないが、旦那に対して吐き出したい想いを抱えている、という女性も一定数いるのだろう。それはだんなデスノートへの書き込み数が物語っている。
大多数が「必要ないサイト」扱い
やはり、同掲示板でもだんなデスノートについては「必要ない」と考えるユーザーが多いようだ。
「そもそもだんなデスノートなんて必要ない人がほとんど」
「必要じゃないと思う」
「内容がひどすぎる。冗談の域を超えている」
「抱かれたくない男ランキングとかもそう。やり過ぎだよ」
「こんなんだから結婚したくなくなる人が増えるんだよ」
「男女間の対立を煽ろうとしないで欲しい」
「パートナーへの不満が溜まるのは分かるが、死んで欲しいって思うのは異常だよ」
だんなデスノートへの書き込みは男女を問わず「異常」「行き過ぎ」と考える人が多い。当然だろう。
現実と比べ匿名性が高く、言えないことも言いやすいインターネットの悪いところが全て詰まったようなサイトだと個人的には感じてしまう。
コメントにも指摘があったが、こういったサイトが話題に上がることでますます「結婚離れ」「男女間の対立」が進んでしまう。
今後日本が抱える社会問題が少しづつでも解決され、こういったサイトへの書き込みが少なくなっていることを祈るばかりだ。
文・小森ミタカ
フリーライターとしてエンタメを中心に様々なジャンルの記事を執筆。話題のニュースを「いち早く」「わかりやすく」伝えることを目標に日々活動している。