井上真央ドラマ視聴率5%割れで打ち切り危機!「良い作品なのに」と擁護の声多数
女優・井上真央(30)主演の連続ドラマ『明日の約束』(フジテレビ系)第5話の視聴率が4.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)だったことが、22日分かった。
『トッカン -特別国税徴収官-』(日本テレビ系)以来、井上が民放ドラマに主演するのは5年ぶりとあって話題を呼んだが、初回に8.2%を記録した後、以降は5~6%で推移し、低迷が続いている。
深刻過ぎる内容を敬遠?
同作品は実話を参考にしたストーリーであり、スクールカウンセラーが生徒の自殺について真相を探る中、さまざまな親との葛藤や学校の問題を描くというもの。
学園ものとミステリーを組み合わせた重厚な内容となっているが、その深刻さゆえからか、女性向けネット掲示板『ガールズちゃんねる』では、観るのをためらったという意見が寄せられている。
「初回で自殺は視聴者離れるよ。2話くらいまでスクールカウンセラーの仕事と毒親だけで良かった。わちゃわちゃしてた」
「脱落する人もいそう。毒親がキツすぎてトラウマな人とか」
「内容があっても暗いわ……無理無理。好きな人だけ見れば良いタイプのドラマ」
「1日の疲れがある夜に見たく無い内容」
初回からイジメによる自殺が起こり、そこから問題の真相を明らかにするという内容であるが、真相が明らかになっていく過程を楽しむに脱落してしまった人もいるよう。
同作品は動画サイト「GYAO!」で、本編の前回と今回の間をつなぐチェインストーリーを配信するなど、意欲的な試みがなされているが、現在のところ、視聴率には直接つながっていないようだ。
見ごたえがあるとかえって低視聴率に?
一方で作品自体は見ごたえがあり、低視聴率により作品自体も低評価を受けるのはもったいないという意見も多い。
「昨日が一番面白かったのになー。チェインストーリーもミッチーの闇が分かってゾクゾクしたわ」
「毒親、イジメ、マスコミ、世論の問題提起としていいドラマと思うんだけどなぁ~」
「でもこのドラマこれから親になる世代には見てほしい。反面教師として」
「重たいドラマだからわたしは録画して家事終わったあとにゆっくり見てる。そういうひと多いと思う」
「楽しい、面白いドラマばかりじゃなく、こういう現代の問題に向き合ったドラマも本当に必要だと思います」
視聴率と作品の質や面白さは必ずしも一致しないが、視聴率が低いとドラマ制作自体が縮小されてしまう可能性もある。
地上波のドラマは低調と言われているが、それでも21時台は『ドクターX』(テレビ朝日系)や『相棒』(テレビ朝日系)など高視聴率のドラマが多く、分かりやすい話や気軽に観られる話が人気となる傾向が強い。
視聴率が5%を下回ると打ち切りになってしまう傾向が強く、最近でも『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)が3.7%を記録してしまい、予定より少ない回数で終了してしまった。
『明日の約束』は特にストーリーが大事なだけに、無理に省略して打ち切りにならないことを願うばかりだ。
真島リカ(まじまりか)
ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。