東尾理子、「出産適齢期は20代後半」発言にネットから賛否両論

先日第3子妊娠を明らかにしたプロゴルファーの東尾理子(41)が9日に更新したブログが話題になっている。
2009年に現在の夫・石田純一(63)と22歳の歳の差を乗り越えて結婚した東尾。2011年には不妊治療を開始し、翌年に体外受精で第一子を妊娠。昨年には第二子を出産していた。
ネットからは猛反発!「みんな知ってるし」の声
東尾は今月7日にブログを更新し、第3子妊娠を報告。今回の妊娠には第二子妊娠時の別の受精卵を使ったといい、現在は妊娠5ヶ月とのことで、「生命力を持った命を大切に育てて行きたいと思います」とつづっていた。
その後、9日に「妊娠適齢期」というタイトルでブログを更新した東尾は、「現代に生き、日本という国に生まれたからこそ、子供を授かる事が出来ました」と不妊治療の末の妊娠であることをあらためて記した。
40代での高齢出産にふたたび挑む東尾。高齢出産を通じて東尾は日本人の妊娠・出産に対する知識があまりに不足していると実感したようだ。
ブログ内では「性や生殖に対する日本の知識は、文明国の中では最低レベルです」と厳しい言葉をつづり、「20代後半が、女性の身体が一番妊娠に適している年齢です。30代から妊娠力は低下していきます」と年々増加傾向にある高齢出産に対して警鐘を鳴らした。
また、東尾自身も妊娠・出産にタイムリミットがあることを結婚後の30代半ばで知ったといい、「子供を産む産まない、いつ産むは、個人の自由で私はそれを尊重します。早く産んだ方が良い、など押し付ける気は全くありません」としながらも、「多くの方が(中略)生殖について正しい知識を持ち、望んだものを幸せにおくれる事を願ってます」と呼びかけていた。
しかし、言葉でつづるのは簡単だが、現在は女性も仕事にやりがいを持つ時代。キャリアを積むべき20代半ばでの妊娠・出産は現実的には厳しい部分もある。
女性が多く利用する掲示板、ガールズちゃんねるにも反発の声が多く書き込まれていた。
「若い内がいいなんてみんな知ってる」
「それはわかってるけど、そうもいかない世の中なんです」
「高齢で妊活がんばって産んで、でも高齢の人はやめたほうがいいよって言ってるみたいでなんか矛盾してる」
「世の高齢出産の人が、すき好んで高齢出産したと思ってんの?みんな、理由があるんだよ。20代で産んだ方がいい事くらい、女子高生でも知ってる」
「不妊不妊って騒いで不妊ネタでビジネスしてたくせに3人目できたら謎の上から目線。妊娠のプロにでもなったつもりかい?」
自身も高齢出産なのにも関わらず、第3子妊娠発表直後のタイミングでのこの発言に違和感を覚えた人が多かったようだ。
呼びかけに賛同の声も
とは言え、著名人が正しい知識をブログで広げていくこと自体には賛同の声が多く集まっていた。
「実際高齢だとリスクがあがるのは事実だからね。早めに出産というのはもっと呼びかけていいと思う」
「確かに適齢期は体力的にも適齢期は20代後半だと思う。卵子の数減ってから子作りしても出来にくいだろうし」
「理子さんが高齢の不妊治療で3人授かれたから『若いうちに産まなくても大丈夫じゃん』って勘違いしてる若い人がたくさんいたらしいんだよね。ごく一部の勘違いしてる人に向けて理子さんはコメントしたんだと思う」
東尾は自身の妊娠・出産で高齢出産に多大な希望を抱かないでほしいという思いがあったよう。
正しい知識を呼びかけたことは間違いないが、妊娠・出産は女性にとってデリケートな問題。現実と理想のギャップが今回のバッシングに繋がってしまったようだ。
福田綾子(ふくだあやこ)
フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。