タレントを食う裏方「ナスD」ヤラセ払拭に必死も、人気低下を懸念する声

14日放送の冒険バラエティ番組『陸海空　こんな時間に地球征服するなんて　大アマゾンSP第3弾』（テレビ朝日系）で、強力な染料を塗って顔が真っ黒になっていたことで人気を博した「ナスD」こと同局の友寄（ともより）隆英ディレクター（43）が無事、顔の色が元に戻るシーンが放送された。

ナスDは同番組の「部族アース」という企画でスタッフとしてロケに同行していたが、巨大なカタツムリを生で食べたり、アルコール度数50度の強力なお酒を大量に飲んだりするなどの破天荒な行動が話題となり、本来の主役であるお笑いコンビU字工事を食っていると話題だった。

5月2日放送回で、タトゥーの原料として使われる果実「ウィト」を顔中に塗りたくったところ、
顔の色が真っ黒になったまま色が取れなくなってしまったが、その色が野菜のナスに似ていたため、「ナスD（＝ディレクター）」と呼ばれるようになった。

今回の放送では、少量の水に漂白剤・洗剤を混ぜた液体をしみこませたタオルで現地の女性に拭いてもらったところ、色がみるみると落ちていったため、洗面器に顔ごと入れて丸洗いすると元通り。

意外な急展開にMCのバイきんぐ・小峠英二（41）も驚いた様子だった。

CGによる映像加工疑惑もあった

一方、9月に一部女性週刊誌で、「とっくに色は落ちており、かなりの高額をかけてCG加工で対応した」、つまりヤラセではないかと報じられ、一部色が落ちたナスDの写真を掲載した週刊誌もあった。

YAHOO！ニュース掲示板では、賛否両論の意見があがっている。

「こないだ、ホントはとっくに黒いのは落ちてるけど視聴率のためにわざと毎回黒く塗り直してると記事が出てましたよね」

「以前、CG加工の記事が出たけど、今日放送されたやつの撮影時期と週刊誌？が手に入れた写真の時期で、まぁいろいろと変わってくるんじゃない？」

「CGはいくらなんでも費用がかかり過ぎ。多分CGではない」

当時テレビ朝日は、「ご指摘のようなCG加工の事実はありません。なお現在放送中の部族アースは今年春ごろに撮影したものですので、友寄Dの様子については、今後の放送をお楽しみいただければと思います」と返答していた。

昨日放送された映像は数か月ほど前の物であるため、落ちてから後の写真がフライングで公開されてしまったようだ。

今後も人気が持続できるか？

ナスDは秋以降の出演も予定されており、色が落ちたことが原因で番組の人気が下降しないように思われるが、別の理由で番組の人気が下降するのではないかと心配する声が多い。

「それより人気出てゴールデン進出したことで、何回も同じシーン使い回しの方がつまらないかな。現地の文化がこの番組の面白いところだからね」

「ずっと深夜枠で行ってほしかったですね……」

『陸海空－』は深夜帯で放送されていたところ人気を博したため、10月から『陸海空　地球征服するなんて』と改題し、22時台のプライムタイムに進出することになった。

今後は過激と思われるような映像は流れず、深夜ならではの良さが失われるのではないかと心配する声が多い。

同局では最近、『しくじり先生』や『土曜★あるある晩餐会』など、深夜から進出した番組がことごとく終了し、『中居正広の身になる図書館』（10月から改題）も月曜20時に移動してから低視聴率が続いており、そのジンクスを打ち破ることができるか、今後の動向が注目される。

 

真島リカ（まじまりか）

ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。