菅田将暉の父、息子を利用したメディア露出に批判の声多く
俳優の菅田将暉(24)が、22日放送『あさイチ』(NHK総合)にゲスト出演し、その中で経営コンサルタントである父親からのコメントが紹介され、菅田の生き方が父親に大きく影響されていることを語った。
教育方針について、父親は「私が主催する経営者セミナーの受付や資料配布の手伝いをあえてさせることで、色々な業界の社長の考えを間接的に聞かせていました。大人の仕事の実態や社会の成り立ち、社長たちの努力・苦労・責任感・使命感・潜在能力を学ばせていました」と語った。
また、菅田家の家訓は「できるできる、私はできる」であり、トイレに貼ってあるという。
菅田は「オヤジの口癖で、舞台とかで公演本番の時に袖とかで、『できるできる』って自分に言い聞かせている時に思い出す」と、ポジティブ思考であることを語った。
菅田は最近、本格的に歌手としての活動も始めたが、父はいつか息子が歌うステージのバックでギターを弾くのが夢だそう。
来るべき時に備え、今はギターの練習をしていると言い、「もっと歌い込んで、早く父親並の歌唱力になってほしい」という願望も明かしていた。
芸能界の成功と子育ては別?
数多くの映画やドラマに立て続けに出演し、NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』に出演するなど、今や最も売れた若手俳優と言える。
その菅田の父親が、息子の子育てを成功体験として語ることについて、女性向けネット掲示板「ガールズちゃんねる」では、辛らつな意見が並べられている。
「本人の努力と運。親はドヤ顔で出てくる問題ではない。勘違いするな」
「親は出てきてあんまり自慢げに語ったらあかん」
「竹内(涼真)もそうだけど、家族メディアに露出させるのはやめたほうがいい」
「まだまだ『途中』の息子でしょ。結果が出たと思うのは早いよ」
本業の経営コンサルタントとは直接関係ないが、息子が芸能界に入って成功したことは大きなプラスであり、それをテレビで語ることにより、仕事に利用しているように思われてしまったのだろう。
成功体験として語るのはまだ早い?
「芸能界で親がしゃしゃり出てくるとロクなことにならないから、お父さん大人しくしてたらいいのに。近所の飲み仲間に自慢する程度ならわかるけど」
「親は菅田将暉の名前を使って稼ごうと思ってるのかな?なら、俳優としてはイメージダウンにしかならないよ」
「以前、研修の一環でこの人のセミナー受けた事あって、内容何も覚えてないけど、その時から息子の自慢話して雑誌の切り抜きとか見せてきてたから、ある意味印象に残ってる」
7月に放送された『LOVELOVEあいしてる 16年ぶりの復活SP』(フジテレビ系)にも観客席から突然紹介されるという形で出演しており、目立ちたがり屋のような印象を与えていたようだ。
かつては、関西地区でたむらけんじ(44)の経済バラエティ番組『Bプロジェクトたむら社長室』(サンテレビ)などに出演していたため、完全な一般人という訳ではないとも言えるが、今後も息子の活動をサクセスストーリとして話すのは、むしろ仕事にはマイナスかもしれない。
真島リカ(まじまりか)
ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。