フジ27時間テレビ、今年はなぜ生放送じゃないの?ネットで賛否両論
フジテレビ系列が制作する年に一度の特別番組『FNS27時間てれび』が今年も放送された(9月9日午後6時30分〜)。31回目となる今年の27時間テレビは、お笑いに特化していた従来の形式とは異なったものに。
「にほんのれきし」をテーマに、バラエティーやアニメ・ドラマにスポーツまで、あらゆるジャンルと「日本史」を絡めた内容が放送された。
例年27時間テレビが放送されるのは7月下旬だが、今年は9月に放送された。これも大きな変更点である。番組が9月に放送されるのは史上初のことだ。
そして最大の変更点ともいえるのは、これまでの生放送中心の番組スタイルではなく、番組の大部分を事前に収録するスタイルになったこと。
これに対して、ネットでは様々な意見が寄せられている。
「27時間もやる必要は?」厳しい声
Yahoo!ニュースに寄せられたコメントは、27時間テレビに対して厳しい意見のものが多かった。
「生放送じゃないなら27時間もやる必要はない」
「収録ならただの通常放送じゃん」
「収録してまで27時間にこだわる理由は?」
「もうやる必要ないんじゃない?」
「ここ数年はこじつけでやっていた感」
「過去最低視聴率更新の予感」
「もうそういう時代じゃない」
「収録って……誰が見るんだよ」
「こういうのがフジテレビの悪いところ」
確かに生で27時間続けて放送する、というのが27時間テレビの醍醐味だろう。事前に収録したものを中心に27時間放送するだけでは、普通の番組を見ているのと変わらないという意見がでるのも当然かもしれない。
もちろん制作側としてはそうならないよう、一体感を出すために「にほんのれきし」という共通テーマを掲げた番組制作を行ったのだろうが、視聴者にはあまり伝わらなかったのかもしれない。
「昔は良かった」「たけしさんの声が……」意見も
その他にも「昔の27時間テレビは良かったのに……」といった意見や、今回の総合司会を務めるビートたけし(70)に対する指摘も見られた。
「昔のハチャメチャな27時間テレビは面白かった」
「たけしさん、全然喋れないし」
「ちょっと滑舌がね……聞き取れない時がある」
「タモリ・たけし・さんま・紳助・ダウンタウン……あの頃は豪華だったけどな」
「昔はくだらなさ・バカさの中に面白さがあったのに」
「タモリ・たけし・さんまがやってた時の方が面白かった」
昔の豪華な面々の名前を挙げ、最近の27時間テレビは面白さに欠けていると指摘するコメントが多く寄せられていた。
時代とともに視聴者が求める番組というのは変わっていくものだろう。昔の良さを活かしつつ、今の視聴者にも「ウケる」番組づくりをしていくことが、今後求められるのだろう。