くわばたりえ、番組中の突然の涙にネットで情緒不安定を心配する声
2017年6月7日に放送された「あさイチ」(NHK総合)で、お笑いコンビ「クワバタオハラ」のくわばたりえ(41)が涙を見せたことが話題となっている。
番組では「家族から見た働き方」というテーマで、労働時間が長い夫と、正社員として働く妻の家庭をVTRで紹介し、そこには育児や家事の全てを妻が担当している姿が映し出されていた。
このVTRに対して、番組にゲスト出演していたくわばたが「夫の理想の帰宅時間は午後7時。子供の宿題を夫が見てくれれば、その間に妻が家事をできる」と話し、つづけて「みんなでご飯を食べたい。でも、できない」と語ると声をつまらせ、涙を流した。
出演者らが泣いてしまったくわばたを慰めると「すみません。ごめんなさい」と、番組中に涙を見せてしまったことに謝罪した。
くわばたは2000年に小原正子(41)とお笑コンビ「クワバタオハラ」を結成してデビュー。私生活では2009年に会社員の男性と結婚して、現在までに3子をもうけている。
くわばたが家庭のことについて語り、涙を見せたことに、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。
言いたいことは分かるけど、泣くほどのことじゃない?
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。
「うちも子供が起きる前に仕事行って 寝てから帰ってくる。早く帰ってきて欲しい気持ちも分かるけど泣くほどでもない」
「世の中の家族もたいていそう。みんな忙しいのだからわざわざ泣くなよ」
「いっぱいいっぱいになっちゃう時ってあるよね」
「忙しいと自分だけ洗い物とか家事してて一緒に食べれない時がある」
「頑張ってるんだよ、3人も育ててるんだもん」
「うちもそんな感じだけど泣いた事ない。出来ない家庭が大半では?」
「わたしは分かるよ。そんな家庭なかなかないかもしれないけど、理想だもんね」
くわばたの家族の時間をもちたいという気持ちは理解できるが、夫が仕事で帰りの遅い家庭は珍しいケースではないために、なにも泣くほどのことではないと考えているひとが多いようだ。
確かに、生活のことを考えると残業をしたり、就業時間が長くなってしまうことは、仕方がないことである。しかし、長時間就労が当たり前となっている状況がよいものとは言えない。いくら仕方がないこととはいえ、多くのひとが受け入れざるを得ない状況にあることこそが問題なのかも知れない。
情緒不安定?大丈夫?
くわばたが涙を見せたことに、心配の声も集まっている。
「実際は情緒不安定で子供とかにも怒鳴り散らしてない?」
「最近ちょっと病んでるよねこの人。休んだ方が良い」
「相当疲れてるね……」
「近くにいる子供がかわいそうだ。この不安定さでは子供に悪影響」
「大丈夫?情緒不安定すぎない?家族に対して夢見すぎ?」
「そんなにいっぱいいっぱいなら休めば良い」
「きっと仕事も家庭もって、この人にはキャパオーバーなんじゃないか?」
家庭のことを語るうちに涙を見せてしまったくわばたに対して、情緒不安定なのではないか?と心配しているひとが多いことが分かる。
仕事をしながら家事をこなし、育児をしているひとはたくさんいる。誰もがなんの悩みもなく生活をしているひとは言い難く、それぞれに抱えているものはあるだろう。しかし、ほかの誰かがこなしているのだから、自分も完璧にしてみせなくてはいけないという考え方は危険である。限界を知り、ときには逃げることも必要だろう。
番組中に涙を見せてしまったことは、直後に謝罪していることをみれば、くわばた自身も泣くつもりはなかったように思える。自身が思っているよりも疲れており、悩んでいた部分があるのかも知れない。多くのひとが心配しているように、くわばたの抱える問題が子供らに悪影響になったり、くわばた自身が体調を崩してしまうなどということにならないことを願う。
文・鳥井ハニ(とりいはに)
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最近はネタ満載のK-POPアイドルに夢中になり、興味を示さない友人にむりやり情報を送りつける身勝手な行動を起こすことも……。