KAT-TUN亀梨と中丸が田中容疑者へのコメントに同情の声多数
今月24日、ジャニーズの人気グループ・KAT-TUNの元メンバーである田中聖(31)が大麻所持容疑で逮捕された。田中は「度重なるルール違反行為」でジャニーズ事務所との契約を解除された後、ロックバンド・INKTのヴォーカリストとしてインディーズ活動を行っていた。
この報道に、かつて活動をともにしていたKAT-TUNの亀梨和也(31)と中丸雄一(33)がそれぞれコメントを出し、悲痛な胸の内を告白した。
同情の声続出「メンバーが気の毒」
亀梨は出演映画『美しい星』の舞台あいさつ後取材に応じ、田中について脱退後は連絡を取っておらず、逮捕についても「ニュースで知って驚いた」という。事件について亀梨は「彼はバンドメンバー、ファン、関係者に対して筋を通してほしい」と述べ、自身の胸の内を「こういう形でグループの名前が出てしまうのは残念。応援してくれる方々に対して心苦しい思いがある」と語った。
また、情報番組『シューイチ』にレギュラー出演している中丸は司会の中山秀征からコメントを求められると、「ただただ残念しょうがない」とコメントをした。また、KAT-TUN在籍当時の田中について「どこか『ワル』がかっこいいみたいなところを持っていた」「もともと、そういうヤツじゃなかった。
人間として越えてはいけない一線っていうのは、もちろん理解していたはず」と逮捕されるようなことをする人間ではなかったという印象を語った。
ふたりの出したコメントに、ヤフー!ニュースのコメント欄には同情する声が多く集まっていた。
「かつての仲間が容疑者だもんな。最悪な気分だろうな」
「元メンバーが本当にかわいそう…」
「何年も前に辞めたメンバーの不祥事でこんなにKAT-TUNの名前出されて気の毒だわ。亀梨君はいつも脱退した人達のせいで謝罪してるね」
「こんな形でKAT-TUNの名前を出されるのは迷惑以外の何でも無いよね。それでも亀梨くんの冷静で紳士なマスコミ対応に好感持てます」
「中丸くん可哀想、、、こんなことでコメントせずにもっと明るい話題がいいよね」
4年前に脱退しているとはいえ、元メンバーという立場からコメントを求められるのは仕方がないが、ふたりとも脱退後の田中とは連絡を取っていなかった様子。
近況を知らない以上、大麻の使用の有無も知りようがないが、両者とも当時の田中は「大麻のような違法なものに手を出す人間ではなかった」と語り、かつての仲間を信じる姿勢も見せた。
3人を応援する声も
田中含め、これまで3人のメンバー脱退を経験してきたKAT-TUN。現在では実質的な活動休止状態だが、個々の活動を頑張っている様子。残った3人へのエールを送る声も少なくはなかった。
「今のKAT-TUNのメンバーは、3人とも真面目に一生懸命頑張っている人たちばかりだと思います。頑張って下さい」
「中丸くん上田くん亀梨くんには頑張ってほしい!」
「いつまでも元メンバーが付いて回るのは致し方ないこと。それにめげず三人にはこれからも頑張ってほしいです」
元メンバーの逮捕について、落ち着いたコメントを出した亀梨、中丸。逮捕に際し「KAT-TUN」の名が残念な形で報道されてしまっているが、事件を起こした元メンバーについてコメント出すのはジャニーズにとっては異例なこと。ふたりの真摯な対応に意図せずKAT-TUNの好感度も上がっている。
田中はいまだ容疑を否認しており、検査結果もまだ発表されていない。今後展開が大きく動く可能性もあるため、KAT-TUN現メンバーもまだまだ気が休まることはないだろう。
福田綾子(ふくだあやこ)
フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。