元KAT-TUN・田中聖容疑者、ネットでは「この日が来ると思ってた」の声多数
今月24日に大麻取締法違反容疑で逮捕された元KAT-TUN・田中聖(31)。2013年に「度重なるルール違反行為があった」としてジャニーズ事務所を解雇されて以来は細々と芸能活動を継続しており、2014年にはロックバンド「INKT」を結成、ヴォーカル・KOKIの名でインディーズ活動をしてきた。
田中は逮捕以来、一貫して容疑を否認。車中にあった大麻の花穂部分については「自分のものではない」、巻き紙については「自分でブレンドした巻きタバコを吸っている」と供述しているという。
その見た目から「やんちゃ系」という印象も強く、実際に何度も週刊誌に自身のスキャンダルが載ってしまった過去もある田中。しかし、今回ばかりはさすがに「やらかし」では収まらない事態になってしまった。
「いつか、良くないニュース流れる日が来ると思ってた」の声
田中が以前に所属していたKAT-TUNのデビューは2006年3月。そのころ田中はまだ若干20歳そこそこであるが、実はその頃から薬物疑惑が持ち上がっていたという。日刊スポーツの取材によると、薬物事件担当の捜査当局は当時、複数の情報筋から田中の薬物疑惑に関する情報を入手し、摘発も視野に入れた周辺調査を行っていた。
その足掛かりとしてまずは田中の交際相手の女性を大麻取締法違反容疑と覚せい剤取締法違反容疑で逮捕。しかし、その頃既に田中と女性は別れていたため有力な情報は得られず、代わりに女性の新恋人である著名人の男性が薬物事案で逮捕されたため、田中の警戒が強まってしまい、当局はいったんマークを緩めたという。
田中もアイドルだったとは言え、ジャニーズ在籍当時からアイドルとは思えないほどの過激なパフォーマンスが多く、アンダーグラウンドの方向へ憧れているような雰囲気はあった。当時から大麻を吸っていたとしても違和感はない。ガールズちゃんねるには次のような声が上がっていた。
「まぁ誰がどう見ても、、」
「素人の私ですら、怪しいと思ってたくらいだもん、警察はマークしてたんでしょうね」
「薬も含めての素行の悪さでジャニーズをクビになったと、多くの人が思ってますが」
「人は見た目だね、やっていても驚かない」
「ジャニーズクビになってからこれでもかってくらいタトゥー入れるしどれだけ家族や動物大切にしてても風貌がヤバいし、それでも薬はやってないと思いたかったけど、全然驚きがない。やっぱりなとしか言いようがない」
芸能界には常に大麻や薬物疑惑が渦巻いているが、実際に逮捕者が出るとその衝撃は想像以上なもの。しかし、田中に関しては今までの言動や見た目のせいで、逮捕も以前からの疑惑が掛けられていたことについても特に驚きはなかったというネットユーザーが多いようだった。
「KAT-TUNメンバーが気の毒」という同情が多数
KAT-TUNは2010年の赤西仁脱退に始まり、2013年には田中、昨年には田口淳之介が脱退した。当初6人だったメンバーは3人となり、いまは実質的な活動休止に追い込まれている。
この田中の逮捕でKAT-TUNがさらに活動しにくくなるのではないかという声もある。
「ほんと残った3人が不憫でならない」
「他のメンバーも疑われるよね。3人ともすごく頑張ってるのに、これで疑われて変な感じになったら目も当てられない」
「KAT-TUNもだけど今のグループ組んでた人達にもいい迷惑。しっかり反省してこなきゃ駄目だよ」
田中はいまだ容疑を否認しているものの、車中に大麻があったことは間違いない。今度どのように事態が展開していくか、まだまだ世間の注目は集まりそうだ。
福田綾子(ふくだあやこ)
フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。