第二のベッキー?「王様のブランチ」新MCに違和感を感じる視聴者続出
2017年4月1日に『王様のブランチ』の新MCと新レギュラーになってからの初回放送終了後に会見が行われた。
会見では、緊張しながらも初回放送を無事に終えた出演者が感想を語った。
新MCの佐藤栞里(26)が「たくさんのガヤが……」と語ると、同じく新MCのアンジャッシュの渡部建(44)や新レギュラーのオリエンタルラジオの藤森慎吾(34)から「誰がガヤだよ!仲間だろ!」とツッコミが入り、出演者の打ち解けた様子を見せた。
『王様のブランチ』は1996年4月に放送が開始された情報番組。
本、レジャー、ファッション、グルメ、映画などの最新情報を独自の視点で紹介して、長年に渡り視聴者から愛されてきた人気番組である。
初代MCの寺脇康文(55)にかわり、2007年1月6日から谷原章介(44)がMCを務めていたが、2017年3月に谷原のMC卒業が発表されてレギュラー陣を一新する大幅な番組改革が行われた。
人気番組の新MCに抜擢された佐藤に、ネットにはどのような意見が寄せられたのだろうか。
佐藤栞里のよさが分からない
Yahoo!ニュースのコメント欄にはこのような声が寄せられている。
「テレビ業界の内輪では人気あるんだろうね。面白いこと言うわけじゃないのに何がいいんだろうか?」
「第二のベッキーって感じ。何もいいとこないし見ててイライラする」
「もっときちんとしゃべれる女子タレントいっぱいいるのにね」
「佐藤栞里の魅力を教えていただきたい」
「佐藤栞里は見ただけでチャンネル変える」
「人気と比例しない露出の多さが受け入れられないんだと思う」
「業界内の好感度は高いんだろうけど視聴者としては観たい!とは思わないMC」
「佐藤栞里の発言が天然を装っているように見えちゃうんだよな」
2001年にモデルとして芸能活動を開始した佐藤は、2012年頃からバラエティー番組を中心に徐々にテレビ出演が増えた。
最近はゲストとして番組に出演するだけでなく、いくつかの番組でMCを担当しており、また、CMに多数出演するなど佐藤を目にすることが多い。
急激に露出が増えた佐藤に対して「どこが魅力なのか分からない」と感じるひとが多く「露出が増えた=好感度や実際の人気」とはなっていないようだ。
違和感があるのは佐藤栞里だけじゃない
佐藤に対して厳しい意見が多く寄せられていたが『王様のブランチ』に関しては、批判の声が寄せられた原因はほかにもあるようだ。
「ダメだ。観る気がせん」
「新MCって言われても全然フレッシュ感がない」
「土曜日じゃないのよ、この人たち」
「爽やかな土曜日の午前中が無くなってしまった」
「初回を見たけれど、下世話な空気になっている感じがした」
「品がなくなった。見る気がおきない、谷原さんのあとが渡部って……」
「芸人さんばかりで他の番組との差別化になってない」
「見たけど違う番組みたいだった前の2人に戻して欲しい」
前レギュラー陣への人気が高く「前のほうがよかった」と感じているひとが多いことが分かる。
前MCの谷原が卒業する理由のひとつとして、番組の制作者サイドから「番組の主な視聴者層は10代後半から20代後半で、谷原自身も自分の役割が終わりに近いことを感じていた」と発表があった。
MC交代に年齢的な問題をあげたにも関わらず、谷原と同じ年齢の渡部が抜擢されたことも批判の要因になったようだ。
人気番組であるがゆえに番組編成には視聴者からの関心が高く、今回のレギュラー陣の一新には批判が多く寄せられてしまったが、まだ初回放送を終えたばかりである。
新生『王様のブランチ』は、これまでの視聴者を納得させ、新たなファンを取り込むことができるのか今後も注目が集まりそうだ。
文・鳥井ハニ(とりいはに)
気になることについては、とことん情報収集してしまうオタク気質のフリーライター。
最近はネタ満載のK-POPアイドルに夢中になり、興味を示さない友人にむりやり情報を送りつける身勝手な行動を起こすことも……。