「他人のせいにするな!」本田圭佑、自殺する若者への激励メッセージがネットで議論に
2017年5月30日に、サッカー日本代表の本田圭佑(30)のTwitterでの発言が話題になっている。
投稿されたTwitterには、若い世代の死因が自殺であるという記事を引用して「他人のせいにするな!政治のせいにするな!!生きていることに感謝し、両親に感謝しないといけない。今やっていることが嫌ならやめればいいから。成功に囚われるな!成長に囚われろ!」という、本田の力強いメッセージが書かれている。
シーズンを終えて、所属チームのあるイタリアからの帰国第一声となった本田のこの発言は、SNSを中心に大きな話題となり、多くの意見が交わされている。
今回の本田の発言に、ネットにはどのような意見が寄せられたのだろうか。
急にどうした?分かるけど共感できない……
ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。
「いきなり?何かあったのかな?」
「これ、どっちの立場になって言ってるのわからない」
「みんながあんたみたいに強いわけじゃないんだよ」
「これ自殺考えてる人の心に刺さるの?」
「自殺を考える人もそれに至るまでが人それぞれ違うんだよ。他人がとやかく言うな」
「突然どうした?他人のせいにしてないから自殺するんじゃないかな?」
「スポーツ選手らしい発言だね。いろんな試練を乗り越えてるから言えることだと思う」
本田の突然の発言に驚いたひとが多いようだ。若者の死因を知って、激励の意味を込めての発言のようだが、デリケートな問題であり、ひとが持つ悩みはそれぞれであるため、なかなか共感を得ることが難しかったのかも知れない。
共感の声はあまり見受けられなかったが、Twitterのリプ欄で様々な意見が交わされていることから、生活する上でのストレスや受け止め方について考え直すきっかけになる発言であったようだ。
もう少し慎重であるべきでは?
本田の発言については、もっと慎重になった方がよいのではないか?という声が集まっている。
「やっぱり有名人はTwitterやらない方がいいと思う」
「深刻なことを専門家でもない奴がメディアで意見するな」
「そんなことつぶやかなくても別に良いよ」
「そういうのをTwitterで言っちゃうのはどうなの」
「自殺する側が悪いみたいな表現に見えなくもないからもう少し言葉を選んだ方がよかったと思う」
「人それぞれ環境が違うんだから押しつけがましく言わないで」
サッカー日本代表選手として、また、プロのサッカー選手としての本田の知名度が高いことから、影響力を考えて、発言についてはもっと慎重になった方がいいと考えるひとが多いようだ。
厳しい練習に耐え、よい結果を常に求められるスポーツ選手の発言は、説得力があり、ときに大きな影響力をもつ。特に、スポーツ選手を夢見る若い世代への影響力は更に大きいだろう。
今回の本田の発言については、なかなか共感し難いとの意見を集めてしまったが、スポーツ選手らしい前向きで熱い言葉であり、何よりもここまで話題になったことが「さすが本田」とも言える。
本田がよい成績を出せば、更に発言に説得力が増すのではないだろうか?今後の本田の活躍と言動に注目したい。
文・鳥井ハニ(とりいはに)
気になることについては、とことん情報収集してしまうオタク気質のフリーライター。
最近はネタ満載のK-POPアイドルに夢中になり、興味を示さない友人にむりやり情報を送りつける身勝手な行動を起こすことも……。