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先輩アラサー女子が語る「婚活をイバラの道にしないためには」

独女の結婚観の推移

はじめまして、先輩女子のフリーライター・三浦ゆえです。

独身アラフォー女性……いまとなってはまったくめずらしくない存在ですし、私自身は、結婚するかもしれないし、しないかもしれない。するとしても、まぁ自分にとって然るべきタイミングが来たらでいいや、というぐらいのスタンスです。

「DOKUJO」的にいう〈シングルハラスメント〉もしばしば感じますが、結婚観についての調査をみると「必ずしも結婚する必要はない」が「人は結婚するのが当たり前だ」を上回るようになって10年ちょっと経ったところです。「当たり前」と思っているのは主に年配の方でしょうし、時間がたてば「結婚するもしないも個人の自由」というムードがもっと高まるのではないかと期待しています。

2-7 結婚観の推移

みんな何歳までに結婚したいの?

一方で、アラサー女子のみなさんが、先輩女子を見て「え~、私はそうなりたくない~~」と思われるのもよくわかります。結婚したいと希望する人を対象に、「ある程度の年齢までには結婚するつもり」と「理想の結婚相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない」のどちらですか?と訊ねた調査では、下記のような結果が出ました。

結婚意思をもつ未婚者の結婚に対する考え方

「ある程度の年齢まで」と考えている女性は、近年再び増えつつあるのですね。私なんかは「理想の結婚相手が見つかるまで」というクチですが、そうしているうちにアラフォー女子になっている先輩世代を見て「私はアラサーのうちに!」と思うようになった女子も、きっと多いことでしょう。

でも「ある程度の年齢」って何歳ぐらい?「未婚者の平均希望結婚年齢の推移」を見てみると、女性は平均28.4歳ぐらいで結婚したいのだそうです。

未婚者の平均希望結婚年齢の推移

「え、もう私、過ぎてんじゃん!」と慌てるアラサー女子のみなさん。これは、たしかに妥当な年齢なんです。いま私は妊娠・出産に関する取材を重ねていますが、「肉体的に産みやすいのは25~35歳」というのは動かしがたい真実だからです。子どもを1人以上ほしいなら、このぐらいで結婚しておいたほうが余裕をもてます。

先輩女子から、渾身のアドバイス

ちなみにこの調査に添えられたコラムは「結婚適齢期そのものが消滅しつつあるのかもしれない」とありました。かつては男女とも「結婚するのが当たり前」で、適齢期になれば半自動的にカップリングされていました。でもそのシステムがとっくに失われているのは、アラフォー以下の女性には、もはや常識。28.4歳までに結婚したくても、実際いつできるかはその人次第、ということですね。

しかも、恋愛をとおしてその相手を見つけろ、ということになっているから厄介です。とても厄介ではあるのですが……。アラサーまでの恋愛経験が少ないと婚活はさらにイバラの道となる、というのが、先輩女子の実感です。

そこで、当連載では、

「アラサーのうちに、恋愛しとけ!」

ということをお話ししていきたいと思います。もちろん、恋愛の結果として結婚があるわけではないし、恋愛は結婚の練習台というわけでもありません。ただ、

〈恋愛=異性とのコミュニケーションのなかでも特に個人的なもの〉を経験してきたか否かが、婚活を左右する

ということは言えそうです。結婚したい、しかもできるだけスムーズにーーと思うなら、恋愛を疎かにしたり、遠ざけたりするのはNG!そこで、アラサーまでの恋愛経験が少ないとどんなことになってしまうのか……ということを解き明かしていきます。よろしくおつき合いください。

婚活をイバラの道にしないためには……

記念すべき1回目で取り上げたいのは、

「男性とふたりでご飯にいけない問題」

です。おつき合いをすると彼氏という男性とご飯に行くことが日常となりますが、それを経験していない人にとっては、「男性とご飯に行く=デート=勝負のとき!」となってしまいます。相手は軽い気持ちで誘ったかもしれないのに、自分だけ気合い入って緊張しまくり。そして空回りして終わるという残念な結果に……。

また、「結婚の対象とならない」男性とは食事にいかないと決めている人もいます。要は既婚者男性からのお誘いを、すげなく断ってしまうのです。これはもったいない! 別に不倫をしろというわけではありません。第一、メシぐらいで不倫にはなりません(その線引きはいろんな意見があるでしょうけど)。人間的におもしろい人で会話から得られるものがあったり、おいしいものを食べて楽しいひと時を過ごせれば、別にいいじゃないですか。

食事にいく→おつき合いの前触れ、と考えなくていいのです。いま交際している人がいないなら、男性と積極的に食事にいって親密な時間を一緒に過ごす、ということに慣れておくと、後々きっと役に立ちます。そのためには自分から誘ってもいいし、相手は男友だちでもOKです。もっと肩の力を抜いて、じゃんじゃん経験を積んでください!

※グラフはすべて「平成25年版 厚生労働白書ー若者の意識を探るー【概要】」より

編集部
編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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