【恋愛心理学】「プラシーボ効果」でドロ沼に?NGな別れ話の方法3つ
TBS系列ドラマ「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」が放送中。原作「スパルタ婚活塾」(文響社・刊)の作者である水野敬也さんの「LOVE理論」(文響社・刊)を参考に、前回に引き続き世の中にある「LOVE理論」をご紹介します。
ところで、今日は何の日かご存知ですか?5月13日は「メイストームデー(5月の嵐の日)」。バレンタインデーから88日目、「八十八夜の別れ霜」ということで、別れ話を切り出すのに最適とされる日。しかし、お互い人間ですから情や思い込みで、上手に切り替えられないこともあるかもしれません。
今回は、別れ話の際には引き起こさないように気をつけたい「プラシーボ効果」がテーマ。ドロ沼の別れ話になりかねないNG行動を、理論的に考えてみました。
新・LOVE理論「プラシーボ効果」とは?
プラシーボ効果とは、薬ではないはずのものを飲んだのにも関わらず、薬を飲んだ時と同じように症状が回復するような現象を生み出す効果のことを指します。これは、「思い込みの力」とも言えるでしょう。
実はこのプラシーボ効果は、未だに説明不可能な謎のベールに覆われたまま。それでも、その現れ方や頻度はとても多様かつ多岐に渡り、有効活用が期待されているそう。
薬効成分を含まない偽薬を飲んだのに効果が出るというように、恋愛において思わせぶりな行動や自信に満ちた親密な態度などをとってしまうと、とても危険。もしあなたが真剣に別れ話をしていても、相手の「思い込みの力」によって、全く理解されない可能性もあるのです。次の恋愛に進みたい時には、とっても大問題といえるでしょう。
今回は、ドロ沼な別れ方にもなりかねない「プラシーボ効果」を生み出してしまう、NGな別れ話の仕方について見ていきましょう。
NGな別れ話1:LINEで済ませようとする
別れ話は、切り出す側にとっても勇気がいること。できることなら、顔を合わせないメールやLINEで済ませてしまいたいと思う人も多いのではないでしょうか。でも、これが後々のトラブルに発展してしまう可能性大。相手をシャットアウトする突然の着信拒否やSNSのブロックは、もってのほかです。
あなたが彼と付き合って来た時間を否定せず、別れ話をズルズル引き延ばしたくなければ、最後まで誠意を持って向き合いましょう。もし、直接言うのが怖いと思うのであれば、車やお互いの部屋など密室は避け、カフェやファミレスなど周りに人がいる状況で別れ話をするのが吉。
また、周りに人がいるという状況では彼も取り乱したりしにくいはず。真意が伝わりにくく、遠慮していると思われがちな文面での別れ話では、彼にわずかな期待を残してしまいます。わだかまりなく別れたいなら、避けた方がよさそうです。
NGな別れ話2:ダラダラ前置きを話す
「今日、大丈夫だった?」「天気いいね」など、全く関係のない話をして別れ話を切り出せずにいると、彼は「あ、こいつも別れ話しにくいんだな」と思い込み、まだ好意があると勘違いされることも。きちんと別れ話をしたいなら、待ち合わせ場所に彼が現れた時点で「いきなりでごめん。私、別れたい」くらい、シンプルでストレートな表現をぶつけるといいでしょう。
なぜ別れたいと思ったのか、そこに至るまでにどんな気持ちの変化があったかというのは二の次。まずは急な話になったことを謝罪し、次に別れたい意思を告げましょう。「わかった」と彼が納得してくれればよいですが、「どうして?」と尋ねられたら初めて理由を述べるのがベター。
別れたい理由もあくまで簡潔に。ダラダラとよくわからない理由を述べると、相手に言及されて「別れたい」という自分の意思さえもあやふやになってしまいます。変に気を使って偽物の親密さを出すよりも、きっぱりと自分の意見を述べることが、つらい話を長続きさせないコツと言えます。
NGな別れ話3:別れ話の後すぐ帰らない
一度は愛し合った者同士。やはり、彼の顔を見ていればいるほど、あなたに情が湧いてくる可能性も捨て切れません。別れ話の後、そのままコーヒーだけでも飲んでいかないかと誘われても、きっぱりと断りましょう。
彼が別れを受け入れたとしても、あなたに少しでも未練がある場合、一緒にいる時間を引き延ばすことで付け入る隙がないかと考えるもの。そこで「うん」と了承してしまったが最後、「まだ説得して、別れを思いとどまらせるチャンスはある!」と彼の心に希望の灯をともしてしまうかもしれません。
彼が「わかった」と納得してくれたら、長居は厳禁。そしてその後は、もう二度と連絡をとらないこと。「彼はどう思っているだろうか」などと考えることがあったとしても、あなたは別れを告げた側です。あなたからの連絡は一切断ち、彼からの連絡にも反応しないようにするべきと言えます。
別れ話のポイントは、あなた自身の意思をしっかりと持つこと。別れたい「かもしれない」程度で切り出す別れ話は、相手も納得しませんし、場合によっては「ただ俺の気を引きたいだけか」という勘違いを生む危険性もあります。別れを告げるときは思わせぶりな行動をせず、あくまで誠実なことが一番のようです。