DJあおいの「だからあなたは結婚できない」～「愛があるから秘密にすることもある」という彼の言い分が納得できない〜

コラムニストのDJあおいです。

このコラムでは恋愛に迷える子羊様たちを救い、

幸せに導くべく独自の恋愛哲学をご紹介していきます。

今回は、こちらのお悩みです。

「愛があるから秘密にすることもある」という彼の言い分が納得できない

こんばんは。

私は今お付き合いしている方のとある発言で気がかりなことがあります。

そこでDJあおいさんのご意見を伺いたいのです。どうかお目通し願います。

付き合う前の話ですが、

彼氏「愛があるからこそ、自分は秘密（浮気など彼女を傷つけるような事）は彼女には隠し通す。」

と言っていました。

例え、自分なりの理由があり、話せば理解してくれる人がいたとしても、隠し通すことが自分の愛らしいです。

（その時の話は、仕事をやっている上でらさらにお金のために、彼女以外の特定の人と関係を持っていたという内容 しかもバレずに終わった）

それに対し、私は反対でした。

私は自分が傷ついても、理由があってやっている事なら聞きたいです。

愛があるというなら、自分が悪くても正直に話すのがせめてもの筋だと思うし、

浮気を許すことができるとしたら、その姿勢に免じると思います。

そう伝えましたが、それでも隠し通すそうです。

そもそも、そんなに愛だというなら傷つけるなとは思います。

しかし、私は彼の言い分も理解できる部分がありました。

付き合っている今、問題なのは、私は12コ上の彼の嘘を見抜くことができないと思い知り、不安なになった事です。

そこで、この彼の考えは言い訳なのか、一つの愛としてありなのか、何なのか。

どういう心理だと考えられますか？

本人ともまた話をしたいのですが、その前に客観的な目線からひとつご意見を頂きたいのです。

どうかお願いいたします。

年齢：22歳

DJあおいからの回答 

『恋愛のはひふへほ』　というものがあります。

は・話し合うこと

ひ・秘密を認め合うこと

ふ・触れ合うこと

へ・変化し合うこと

ほ・褒め合うこと

この中で最も難しいのが　『ひ』　の　『秘密を認め合うこと』　です。

彼が言っているのはこのことでしょう。

しかし彼は少し勘違いしているようです。

『秘密を認め合うこと』　というのは　

『オレに秘密があっても詮索するんじゃないぞ！オレの秘密は墓場まで持っていくぞ！』　

と宣言することではありません。

『もしあなたに言いたくないことがあるのなら私は詮索しません、あなたのタイミングであなたの好きなときに言ってくれればいいですよ』　という　

『捧げる気持ち』　をお互いが持つこと、それが　『秘密を認め合う』　ということなんです。

秘密を許すということは、その人に選択肢を与えてあげることになりますからね。

言ってもいいし、言わなくてもいい、

それをどうするのかは自分の自由、

自由の中で　『言うこと』　を選択してこその誠意ですから、

秘密を認め合わなければ誠意のある関係にはならないということです。

これは　『はひふへほ』　の全てに言えることなのですが、

それを相手に強要してしまったらそれはもう恋愛ではなく支配なんですよね。

話し合うことも強要してはいけないし、

触れ合うことを強要してもいけない、

変化し合うことも強要してはいけないし、

褒め合うことも強要してはいけない、

そして秘密を認め合うことも強要してはいけないということ。

どんなに正しいことでもそれを他人に強いてしまったら暴力と同じ、

相手を尊重する気持ちがなければ恋愛ではないんですよ。

彼の言っていることは本来あなたが言わなければいけないことであり、

彼が言っていいセリフではないということですね。

恋愛というものは自由でなければ意味はありません。

束縛や強要などは一切不要、

自由を与えあい、そして自制しあってこその恋愛です。

彼の過ちは　『秘密を認め合うこと』　をあなたに強要したこと。

あなたの憤りは自由を奪われたこと。

浮気が云々の問題ではなく、自由を奪われたところに　『カッチーン！』　ときたのではないでしょうか。

『好きにすりゃいいけど、それを許すかどうかはこっちで決めるからな、後悔するなよ？』　とややキツめに言って差し上げてください　。

（オリジナルサイトでDJあおいさんへ相談を送ることができます）