DJあおいの「だからあなたは結婚できない」～不倫が発覚した夫から離婚の申し出。受け入れるべきでしょうか？〜

コラムニストのDJあおいです。

このコラムでは恋愛に迷える子羊様たちを救い、

幸せに導くべく独自の恋愛哲学をご紹介していきます。

今回は、こちらのお悩みです。

夫の不倫が発覚して別居中です。離婚を受け入れるべきでしょうか。

結婚後、10年以上一緒に自営で働いていた夫が転職し、たった３ヶ月後に職場同僚との不倫が発覚…子供もいるのに、『自分を見つめ直したい』と謎の理由で離婚したいと言われました。

ただ不倫相手に熱を上げているだけでしょうが、どこかでまだうっすらですが、離婚したくない思いが捨てきれていません。

ネットやTwitterを見ても、再構築が上手く行っている話しなどは全く見当たらず…不倫した側からの逆ギレにさらに傷付けられているサレ妻の愚痴を多く見かけます。

逆ギレに耐えられる程強くはないので、現在離婚を前提とした別居中で夫とは一切連絡も取っていません。

この状態になってもう３ヶ月以上経ちます。潔く、離婚するのが自分と子供達の為と思いつつ、なかなか気持ちの整理が追い付きません。

どのような捉え方でいれば、この迷いを断ち切れるのでしょうか…教えてください。

相談者ペンネーム：アイコ

DJあおいからの回答

恋愛も結婚も、嫌いになったから別れるわけではなく、許せないから別れるんですよ。

あなたはまだ彼のことが好きなのかもしれないけど、それと同時に許せないという思いも内包しています。

いっそのこと嫌いになってしまえば諦めもつくのに、好きだからこそ許せないという思いに心を締め付けられる。

あなたが彼のことを好きでいる限り、許せないという思いに苦しめられるでしょう。

許せないという思いで最も不幸な思いをするのは、相手ではなく自分自身。

好きだという思いが大きければ大きいほど、その思いに比例して許せないという思いも大きくなり、

そのストレスに痛めつけられ、その痛みと同じくらいの痛みを相手に与えたくなる。

これが　『愛憎』　というものであり、それは共に幸せになる関係ではなく、共に不幸になる関係になってしまうということです。

『別れ』　というものは不幸な結果ではありません、それは共に幸せになるためのプロセス。

別れを経て晴れて赤の他人となり、

やっとその過ちを許すことができ、

愛憎という不幸の呪いから解放されるんです。

恋人なら許せないことでも、赤の他人になってしまえばもうそれはどうでもいいことですからね。

別れるということは許すための手段でもあるということです。

順序としては

気持ちの整理をつけてから別れるのではなく、別れを経て気持ちの整理がつくという順序。

その順序を間違えて気持ちの整理を優先しようとしてしまうと、いつまで経っても別れられない状況になり　『許せない地獄』　にハマってしまいます。

そもそも別れることなく気持ちの整理ができる関係なら、それは別れる必要のない関係。

気持ちの整理ができない関係だから別れを選択するのですよ。

迷ったら幸せの匂いがする方へ、

その方向が別れの方向なら、迷いなく別れに進みなさい。

結果は後からついてくる。

後で手に入るものを今欲しがるな、今はただ幸せの匂いがする方へ邁進するのみよ。

（オリジナルサイトでDJあおいさんへ相談を送ることができます）