DJあおいの「だからあなたは結婚できない」～再婚したいけど婚活に積極的になれない〜

こんばんは、コラムニストのDJあおいです

このコラムでは恋愛に迷える子羊様たちを救い、

幸せに導くべく独自の恋愛哲学をご紹介していきます

今回は、こちらのお悩みです

再婚したいけど婚活に積極的になれない

 

DJあおいさんへ

はじめまして

DOKUJOを日頃からよく読んでいて、あおいさんがご執筆されているので毎週とっても楽しみにしています。

私は26歳で結婚し29歳で離婚しました。

離婚の原因はそもそも、私が結婚生活を楽しんでなかったことが原因だったと思います。

結婚しても夫との時間はあまりなく、友人と飲みに行ったり一人で映画を観に行ったり、

元夫も自分の友だちと遊んで家に帰らない日もありました。

お互いに束縛されるのが嫌いだったので、

私の結婚生活は単なる同居、ルームメイトのような存在になっていました。

大学時代から付き合っていたので、なんとなく人生の流れで結婚、そして離婚したような気がします。

離婚に至った原因も決定的な出来事はありません。

今でも元夫は好きですし、私は相手から言われてなんとなく結婚し、なんとなく離婚した感覚です。

振り返ると、DOKUJOの他のコラムですが、すずや鈴音さんの「結婚願望が迷子です」みたいに私もまったく結婚願望がなく、迷子状態だったのではないかと思います。

私は子どもの頃から「白馬の王子が私を迎えに来てくれる」なんて言う夢物語を信じたことはありません。

そこで、あおいさんに質問です。

今の時代は、婚活も将来設計や目的を持ってしている人が多いですよね。

私のようにそもそも結婚願望がなく目的意識がない人は、いい人を見つけることはできないのでしょうか？

私は離婚してから実家に戻って父の仕事を手伝っています。

兄嫁が近くに住んでいて、しょっちゅう5歳の甥っ子と遊んでいます。

子どもをみるとやっぱりまだ若いうちに再婚したい気持ちがあります。

でも、婚活のアプリや合コンやお見合いパーティなんかに行こうという強い気持ちになれないんですよね。

父の経営する職場には30代の独身男性が何人かいますが、これといって異性として意識をしたこともありません。

31歳になった私に、あおいさんから何か良きアドバイスをしていただけたら幸いです。

最後までお読みいただきまして本当にありがとうございました。

これからもずっと応援しています。

DJあおいからの回答 

婚活を将来設計にしている人、結婚を目標にしている人

確かに最近はよく散見されるのですが、あれって謎なんですよね。

目標には計画があって、計画には行動があって、行動には努力があって。

努力と行動と計画によって目標を達成することができるのですが、何を計画して何を行動し何に対して努力をしているのか、そこら辺がさっぱりわからないんです。

恋愛要素一切抜きで打算のみで結婚しようとしているのならまだわかるのですがそういうわけでもなく、ちゃんと恋愛要素もあって結婚をしたいという人が多数派なんですよね。

でもそもそも恋愛って偶発的なもので、たまたま出会ってたまたま好きになり、たまたま気が合いたまたま付き合って、そしてたまたま結婚したようなもので。

べつに結婚を目標にしたわけでもなく、計画にしたわけでもないし努力したわけでもないんです。

そこに目的があったら多分そこまで好きにはなれない。

目的も何もないから好きになれたような気がするし、だからこそ結果として結婚があっただけ。

結婚がしたかったわけではなく、ただこの人が良かっただけで、結婚はまだ行き先のわからない目的地のただのプロセスに過ぎないものであって、目標にするものでもないし計画にするものでもない、行動も努力も不要な人間関係の副産物みたいなものでしかないんですよ。

子供だってそう、べつに自分の子が欲しかったわけではないんです。

自分の子供が欲しいのなら、相手はべつに愛している人でなくても、そこそこ優秀な遺伝子がありそうな人であればいいじゃないですか。

高学歴で見た目がイケメンの男をテキトーに見繕って種付すればいいだけの話、自分の子供が欲しけりゃそれで事足りるんです。

でも『自分の子供』が欲しいわけではなく『この人の子供』が欲しかったんですよね。

べつに特別に優秀でなくてもいいし、特別にイケメンや美女でなくてもいい、ただこの人の子であればそれでいい、それだけで充分愛するに値する存在なんですよ。

そう思える人がいれば結婚をしてもいいし、いなければ一人でも幸せになれるように目標を持って計画を立て、行動と努力を積み重ねていけばいいんです

恋愛を目標にしないように、また結婚を目標にしないように、一人でもちゃんと生きていけることを目標にして研鑽を重ねること。

その道中に健全な『出会い』というものはあるんじゃないですかね？