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【三十路と婚活】連載復活!馬場が結婚できなかった理由

お久しぶりです、新生・馬場ちゃんです。
お忘れかもしれませんが、まだ三十路の独身です。

屈辱の婚活パーティ、そして人としてダメと気付いたあの日 をきっかけに、婚活疲れを発症。
ネクストステージに進むべく、1か月ほどリハビリ期間を設けました。

「婚活リハビリ」で気付いた「婚活が結婚を遠ざけるワケ」

婚活により心を複雑骨折した馬場は、戦意喪失も相まって戦線を離脱。
そんな馬場が実践した「婚活リハビリ」は、とにかく婚活をしないというシンプルな方法でした。
今まで掛け持ちしていたマッチングアプリは全て退会し、婚活パーティのチェックも当然ストップ。合コンの誘いも断固拒否。
それを実践したことで、「婚活しすぎたから、ますます結婚できなくなったのでは?」と考えるようになりました。

なぜ馬場がそう思ったかと言うと、バリバリ婚活していくうちに気持ちや考え方に変化があったからです。

その1:スペックを重視しすぎて「気持ち」がついてこなかった

馬場が会った男性は、アプリの検索条件で絞り込んでいたため皆さんハイスペックでした。そのため、ちょっとハゲでもちょっとチビでも、大丈夫だと思い込んでいました。
しかしですね、そんな男性をいざ目の前にすると心が1ミクロンも動かないのですよ。

なぜか。

「我慢しろ!」と脳が心に指令を出しまくるせいで、心が石のようにガッチガチに固まるから。さらに、好条件なら何でもイケるという勘違いも鎖のようにまとわりつき、馬場を苦しめていたのかもしれません。

その2:人の「欠点」しか見えなくなる

条件で絞り込んだ時点で、彼らは馬場にとってパーフェクトな男性になります。そんなヤル気MAX状態でデートしたら、当然減点方式でしか評価できません。いい大人なのにネガティブだ男のくせに小食だ東大卒なのに話がクソつまらん などなど、減点ノンストップ

そしてそのパワーは男性だけではなく、女性にまで向かうようになってしまうのです。BBQでマシュマロ焼くなんてナンセンス、ダサいモテ服着るなんて個性がないと、いつでもどこでも誰にでも厳しい見方ができます。「私はそんな人間じゃない」という驕りが膨らんでいるなんて気付かずにね……。

その3:自分の「欠点」は見えなくなる

心理学に「投影」という言葉があります。これは「自分の心の状態や思考パターンを人やモノに映し出すこと」です。

つ・ま・り、

欠点を見つけまくっていた馬場の心の状態は、完全に荒んでいますね。しかし、その時は人の粗探しに大忙しなので、自分を省みるヒマなんてないんです。そんな状態で「結婚はゴールではなくスタートだ」と諭されても、偉~い先生からアドバイスをもらっても、当然聞くわけない。だって、人の話を聞く耳がないんですもんね。

その4:結婚の目的が「婚活をやめること」にすり替わる

婚活がスムーズにいかなくなった馬場は、早く婚活を辞めたくなりました。婚活パーティに行っても屈辱しか味わえないのであれば、さっさと終わらせたい。結局、婚活の目的が結婚ではなく「婚活をやめるためのもの」にすり替わってしまったのです。

こうなると最後。本来の結婚の意味を見失いますし、そもそも結婚したいのか?という恐ろしい疑問にブチ当たってしまいます。メビウスの輪のように出口が見えない問いを繰り返した馬場は、思考もネガティブになってしまいました。

その5:自分が嫌いになる

一生懸命に婚活をしていた馬場。いや、しているつもりになっていた馬場。
しかし実際にやっていたことは、自分のことを棚に上げて人の欠点を粗探しすることでした。その結果は、周知の通り全戦全敗。キレ~イに黒星しか残すことはできませんでした。失敗しかしなくなると、人間どうなるか。
自信がなくなり、自分が嫌いになります。
百発百中でロクでもない男を引き寄せていた、名スナイパー馬場。「アプリやイベントの力を借りなきゃ何もできないのか!このヘナチン野郎めっ!」と、いつも心で悪態をついていました。そんな馬場、「類は友を呼ぶ」という言葉を忘れていたのです。自分がロクでなしだから、ロクでなし野郎しか引き寄せられなかったんですよね。

それに、これを男性に置き換えてみてください。こんな男性、どう思いますか?私は、こう思います。

死ねばいい、と。

そんな人、当然誰も好きになりませんよね。

彼氏すら作れなかった馬場の婚活。
七転八倒を繰り返し、しくじりの自己新記録を更新し続けましたが、最低な自分に気付いただけでも儲けモンです。少しは成長できたはずだから、結婚できてもできなくてもいいのかなぁとも思います。
みなさんも、婚活に疲れたら一度スパッと辞めてみてください。そうすれば、軽やかにネクストステージに進めますよ。

最後に、馬場は嘘つきました。

超絶結婚したいです。

 

馬場チエコ

アラサーど真ん中の三十路独女。「東京独女スタイル」編集部で、結婚できる女になるべく日々奮闘中。2015年3月からスタートさせた婚活連載「三十路と婚活」は、1年4ヶ月後に彼氏ゲットという形で幕を下ろしました。電子書籍も出しちゃってます。

週に1回、婚活映画評論家・バーバラ馬場に変身する。

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