オカンかよ！新入社員男子からウザがられるアラサー女子の言動

「憧れの女上司」「頼りになる先輩」。春に多くの新入社員が入社してくると、つい彼らの目を強く意識し、このようにできる女を演じてしまうアラサー女子も多いのではないでしょうか。

しかし、その前向きな心がけや高い意識が逆効果となる場合も。特に新入社員の前で間違った頼りがいやリーダーシップを見せてしまうと、尊敬できる先輩を通り越し、とたんにオカン的存在として見られる可能性もあるのです。

細かすぎる気遣いを見せる

気遣い上手な女性がモテるのは、もはや多くの女性が知る事実。もちろん、これは職場内においても言えることであり、小さな気遣いが自然とできる女性は、男女問わず、多くの人たちから好かれます。

しかし、相手が新入社員である場合はご注意を。新入社員に配布する用の資料に細かく付箋を貼りつけてあげたり、頼まれてもいないデスク周りの整理をしてあげたり等の行為は、幼き頃の母親を思い出すきっかけになります。

おそらく、今年の春から上京してきた男性社員であれば、「学生時代に母さんが俺の部屋を勝手に掃除して、喧嘩になったこともあったな……」なんて懐かしい記憶を思い返すことになるでしょう。

新入社員に対して多少なりの気遣いは必要であれ、不要な部分にまで細かい気遣いを見せると、身の回りの世話をしてくれる母親的存在として見られる可能性があるのです。

仕事以外のことにも口出しをする

仕事に関する注意や指摘をするのは、先輩の立場として大切な役割。とはいえ、仕事に関係のないことにまで口出しをしてしまうと、頼りになる上司から一転、口うるさい母親として見られてしまうのです。

たとえば、新入社員の昼食を見て、「コンビニ弁当ばかりじゃ栄養が偏るよ」など、聞かれてもいない健康面の心配をしたり、「こんなに散らかしていたら女の子に嫌われちゃうよ」と、余計な一言が多くなってしまったり。これらの小言は、彼らを不快な気分にさせ、先輩と後輩という関係に支障をきたす原因にもなります。

先輩として口出ししても良いのは、あくまで仕事に関わる部分だけ。それ以外の場で口うるさく言ってしまうと、途端に小言の多いオカン扱いをされることになるでしょう。

最近の若者事情を聞きだそうとする

若者の恋愛事情や流行について知りたがるという行為は、アラサー以上の社会人がついやってしまいがちなこと。「最近の子ってどこで遊んでいるの？」「やっぱり今の子って付き合うのも早いの？」と若者事情に興味津々で首を突っ込んでしまう人も多いのではないでしょうか。

ただ、そのように「最近の若者について教えてよ」という姿勢は、遠まわしに息子のプライベートを探ろうとする母親がとる行動と同レベルの行為。新入社員男子からオカン扱いされるのはもちろん、話したくない内容を根掘り葉掘り聞かれることで、彼らからわずらわしく思われることでしょう。

最悪の場合、反抗期の息子のように「放っておいてくれよ！」と拒絶される可能性もあるので、親しくなる前からあれこれプライベートを聞きだすことはやめましょう。

初めての仕事に過剰な心配を見せる

入社してしばらくすると、新入社員男子のできる仕事内容も徐々に増えてきます。そんな彼らのひとり立ちの様子を見て、「うまくできるかな？」と心配でいっぱいになる女性もいることでしょう。特に自分が教育係となり教えてきた新入社員であれば、まるで自分のことのように緊張を感じる場合だってあるはず。

ただ、初めてひとりで仕事を任せたり、営業周りに同行させたりするときに、あれこれ確認し、多くの注意事項をあげるなどの振る舞いは見せないように。「これから頑張ろう！」と前向きになっている新入社員に対し、余計な小言を告げるのはただのお節介行為でしかありません。

なにより、過剰な心配を見せることにより、息子離れができない母親のように見えてしまう可能性もあります。そこから、心配性の母親的存在に思われ、面倒な女性先輩というレッテルを貼られてしまうことになるでしょう。

過度なお節介には要注意！

新入社員が入社した直後は、自身の昔について思い出しやすい時期でもあります。当時の不安や苦労を思い返すと同時に、新入社員に対する接し方について過剰なほど意識してしまうことだってあるでしょう。

もちろん、彼らのことを考え行動するという行為は、先輩の立場からしても素晴らしいことです。ただ、中には良かれと思ってやっている行為が相手の迷惑となったり、自分の印象を悪くする原因を作ったりする可能性もあるのです。

新入社員から頼りになる先輩として尊敬の目で見てもらいたいのであれば、過度なお節介にはくれぐれも注意しましょう。適度な距離感を持ちつつ彼らと接することができれば、おのずと頼りがいのある女性上司として憧れを持ってもらえるはずです。