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料理、キャリア……アラサー独身女性が張る「渾身の見栄」とは

そのままのあなたが素敵だよ、なんて言われたい女子は多いはず。しかし、メイクや服や持ち物などのあらゆるものから、女性はお互いをマウンティングしがちです。そのせいか、少しでも相手より優位に立つために「 見栄 」を張ってしまったなんてこともあるのではないでしょうか。SNSや女子会などの様々な場面で、女性はどんな 見栄 を張ってしまうのでしょう。

今回は、つい 見栄 を張ってしまったというアラサー独身女性たちのエピソードを聞いてみました。

「モテていると」思わせるための 見栄

「町中を歩いているときに男性から声をかけられたものは、全部『ナンパされた』と自慢しています。本当は怪しい勧誘のものとか、ヤリ目的っぽいものとかばかりなのですが……。でも、『男性から声をかけられた』という結果を見れば、問題ないのでは?」(30歳/アパレル)

「どんな場面であれ、男性に優しくされたら『モテている』ということにしてます。
例えば美容院では、趣味の話から悩み相談までしている男性スタッフとイイ感じになっている。よく行くアパレルショップでは、私に気付くとすぐ来てくれるから好かれている、といった具合に。女子会でその話題を出すときは、彼らの『ただの接客ではありえない優しさ』をアピってます」(28歳/IT)

「過去に付き合った人数は0人なのに、2人だと偽りました。人数が少ないせいで『一人の人と長く付き合える真面目な子』という解釈をされて、複雑な気持ちです」(30歳/サービス)

どんな状況であっても、男性が優しくしてくれるということは自分に好意を持っている証拠、と捉えるパターン。実際に友人達が会ったことがないのであれば、いくらでも見栄を張れそうです。

しかし、あまりにも内容を盛りすぎると現実味がなくなってしまう可能性が。ほどほどのところで話題を止めておいた方がベターかもしれません。

「仕事やお金」に関する 見栄

見栄

「私の友人にはバリキャリ女子が多く、会うと必ず仕事の成果や今取り組んでいるプロジェクトの話題になります。
今の会社は年次が上がれば役職が与えられるので、私は友人より一足早く肩書きを得ることができました。でも、その会社のシステムは絶対に話したくないで、前期の評価が良かったからステップアップした、ということにしています」(29歳/サービス)

「いただいているお給料の金額を、実際よりも5万円ほど多く言いました」(25歳/運輸)

「実家暮らしなのですが、家に入れているお金は3万円だけなのに、見栄を張って10万円ということにしています。そのせいで日頃のお給料も多いと思われています」(30歳/サービス)

「貯金がまったくないのに、毎月定期的に貯金をしていると言っています」(29歳/製造)

社会人になると、入社した会社や仕事によって差が出てきます。これまで同じラインにいた友人であっても、収入や肩書きによって違いを感じてしまうことも出てくるでしょう。

そんな時、負けず嫌いな女性は「年収が上がった」「肩書きがついた」などの見栄を張ってしまうようです。しかし、万が一仕事に関する知人と女友だちが繋がってしまったり、同じ会社で共通の知り合いがいたなんてことになったら、後々大変なことに。見栄を張ることばかり考えて「嘘つき」にならないよう気をつけてください。

料理上手であるという 見栄

「自炊をしている友人が多いので、彼女たちに負けないための見栄を張ってます。
例えば、実家で母が作った料理で盛りつけをしたら、自分の料理としてSNSに写真をアップします。そのため、友人たちからは和食が得意と思われています」(28歳/サービス)

「百貨店で買ってきたクッキーを、手作りのふりをしてプレゼントしました。見た目が凝っておらず、高級っぽくなければ、あっさりと信じてもらえます」(27歳/建設)

「私が見栄を張るのはカレーですね。誰でも作れるものだからこそ、差別化しないといけないと思ってます。そのため、私はカレーをスパイスから作っていると話しています。何を使っているの?と聞かれた時は、『私のオリジナルなので秘密です!』と言って逃げてます」(32歳/介護)

最近では自炊をする男性が増えてきているため、初めから完璧な料理の腕前を求める人は少ないかもしれません。しかし、料理上手であるということは、女性にとって婚活を有利に持っていくために欠かせないポイント。実際に食べてもらわなければわからないかもしれませんが、思いがけないタイミングで「作って!」と言われる可能性はあります。

そんな日が来ないに越したことはありませんが、頭の片隅に入れておいた方がいいでしょう。

実際よりもよく見せようとしてしまう見栄。本当は見栄を張らずとも、魅力的な部分がたくさんあるはずです。もっと気楽に、何でも自然体でいられるといいですね。

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神之れい

関西在住のフリーライター。1984年11月5日生まれ。ライターとは無関係の短大へ進学、一般企業で5年ほど勤めた後にライターへ転身。女性向けウェブメディアを中心に執筆。独身女性が抱える悩みのヒントになるような記事執筆を目標に活動中。名前の読みは「神之」で「カミノ」です。

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