「さんま・中居の今夜も眠れない」中止決定に「俺は木村派」発言が遺恨との憶測
明石家さんま(62)が12日、『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)内で長年行われてきた名物コーナー「さんま・中居の今夜も眠れない」が、今年は開催されない理由を語った。
さんまがパーソナリティーを務める『MBSヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で語ったもので、「さんま・中居は別でやりたいと言うたんですけど、事務所から『今はさんまと中居が生放送で絡むのはちょっと(良くない)……』ということで(中止となった)」と大人の事情を明かした。
「大人やから、言ったらアカンことぐらい分かるやん」と言いつつも、放送日の9月9日は偶然、元SMAPで独立する3人が契約完了する翌日とも重なっているため、さらに出演が難しいタイミングであることも語った。
さらに、「中居も世間に対して、正直なコメントも言いたいだろうし」と推測した後、SMAPの解散になった経緯については、「正論と正論がぶつかりあったことでしたからね」と感想を語った。
コーナーの継続は難しいとの意見も
生放送ならではのハプニング性と2人の本音トークで、『-27時間テレビ』の看板とも言える人気コーナーだったが、YAHOO!ニュース掲示板では、今年は放送されないのは残念という意見や、仕方がないという意見が多くあがっている。
「27時間テレビで唯一毎年観ていたコーナーが無くなった。多分もうしっかり観ることはない」
「見たいような見たくないような。今年はなくて正解のような気がします」
「変な憶測が広がるより、きちんと話して頂いてよかったと思います」
「昨年は酷かったよ。さんまさんは大人げなかったし、中居君の方が大人の対応だった」
「さんまの『俺はキムタク派』と言ったのは大きかったと思う。このコーナーだけ生放送で、さんまと絡みたくないと思っても不思議ではない 」
中居のファンからすれば、さんまが解散の真相を無理やり聞き出すのを嫌がるというのは当然であり、空気が悪くなるのを見たくないということもあるのかもしれない。
また、さんまが「俺は木村(拓哉)派」と公言したからという説もあるが、2人とも事務所残留となったため、それが遺恨として残っているかどうかは定かではない。
中止はかなり前から決まっていた?
『-27時間テレビ』は、長年お笑いをベースとした生放送のバラエティ番組として放送してきたが、視聴率の低迷から、今年は「にほんのれきし」をテーマにした教養バラエティ番組に衣替えし、これまでの7月から9月に放送時期を変更し、録画放送となることはすでに発表されている。
7月7日に開かれたフジテレビの定例会見では、「調整中」とされていたが、実は以前から中止は決まっていたのではないかという声も一部ではある。
「さんま・中居の今夜も眠れない」内で、さんまが最近気になる女性をランキング形式で紹介する「ラブメイト10」は、さんまが街で見かけた一般女性もランクインされる。
その女性とさんまが生放送で電話で話すこともあるのだが、探し出すのに時間がかかるため、2ヶ月前でもコーナーを行うかどうか調整しているわけがない。
それが、コーナー中止は既定路線として決まっていたのではないかという見方につながっているようである。
中居がMCを務めている時とは別の顔が見られ、深夜でしか生まれない空気感を持つ人気企画だったが、もう復活することはないのだろうか……。
真島リカ(まじまりか)
ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。