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特別連載!脳外科医デザイナー「Drまあやの診療室」~第2回

脳外科医、そしてファッションデザイナーとして活動中のDrまあやです。昨年、テレビ番組「家、ついて行ってイイですか?」「アウト×デラックス」「NHKドキュメント 72時間」「深イイ話」で取材を受けてから、たくさんの人に声をかけてもらえるようになりました。

前回は、アラサー女子を取り巻く「人間関係」について考えてみました。今回は、「男と女」について考えたいなぁと。

30歳以上の男女の特徴

「なかなかいい人に巡り会えない」と話す、婚活中の女性って多いですよね。結婚相手って、なかなか妥協できないと思います。でも、30歳を越えて独身なら、その人自身もコミュニケーションが苦手。男同士、女同士だって他人を理解することは難しいのだから、そういう人たちが異性を理解できるわけがないんです。

では、何を大切にしたらいいか。私は、相手を理解しようとする代わりに、自分が譲れないポイントを知ることが大切だと思います。趣味、金銭感覚、食の好み……そのポイントは人により様々でしょう。たくさんある中で、どれが合っていることが大切なのかを考えるといいのではないでしょうか。

ちなみに私が男性に対して譲れないのは、顔!岡田准一さんみたいな正統派イケメンが好きです。私は今年41歳。もともと結婚願望がないので、せめてイケメンを見て癒やされたいな。

(そもそも、誰とも付き合ったことがないくせに、恋愛を語るな!ということであり、誰とも付き合ったこともない、もはや恋愛から遠ざかり、もう恋愛を諦めた結果でございます……)

男性は「面白い女性」を求めていない?

本当に結婚をしたいなら、自分がゆずれないポイントの他に知っておくべきことがあります。それは、男性が本当に求める女性。そこを理解していないと、努力が空回りしてしまいますから。

私の医者の男友だちは、合コンから帰ってくると、よくそこにいた「イタイ女」の話をします。「あの爆弾女は、何しに来たんだ?」「顔も今ひとつ。スタイルはまぁまぁだけど……」「うるせー女が一人いたなぁ~」っていう話を聞くと、その女性がとても可哀想になってしまうんです。

だって彼女は、その場のムードを盛り上げようと頑張っていたのかもしれない。もしくは、面白くて楽しい女性アピールをしていたのかもしれないのに……。

医者の男性というのは、ブサイクでもAランクのモテるハイスペ男子。どんな奴でも、CAなどの特Aランクの女性と結婚します。そんなハイスペック男子なら美人を選びたい放題ですから、面白い女は求めないんです。

婚活の女性は、そこにも気付かなきゃいけないのかもしれませんね。そもそも男女で「面白い」と感じるポイントは全然違いますし、男性が求める笑いの方が女性よりレベルが高い。それに気付かずに出会いの場で面白い話を披露すると、そのせいで「イタイ女」と捉えられかねません。

「面白い女性」を求める男性もいる!?

だからと言って、「面白い女性」は全く需要がないわけではありません。それは、学生時代の中でも中学・高校時代のスクールカーストで「Cランク」あたりにいた男性(失礼ですよね。すみません)。

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「Cランクなんてレベルが低い男イヤ!」と思いました?決めつけるのはまだ早いですよ。

このような男性は合コンでは目立たちませんが、真面目に働いていたり、それなりの年収を得ている人はたくさんいますし、そういう人はいい旦那さんになる可能性がとても高いと思います。

そして大切なのは、今現在イケてない男性というわけでなく、「学生時代」に「Cランク」に所属していたということ。Cランク辺りにいる男性は、そもそも女性と話すことに慣れていない方が多いかと思います。そんな男性は、自分に軽快に話してくれる女性に対して「こんなボクに、こんな楽しい話をしてくれるんだ」と感じ、喜んでもらえるはず。ほどよく自分の個性を出したい女性には、合うんじゃないかな~っと。

我々30代以上は、最初は、「自分のタイプでないし……」と、愛せなくても、「愛してもらえる喜び」を感じると、心が満たされ、「愛せる」ようになるのではないでしょうか?

「面白い女性」を求める男性の見分け方

そんな男性を見つけるには、中学・高校時代に何をしていたかを聞くといいです。その時代は人格形成がなされて、人間の「核」ができる時。自分の強みやコンプレックスが生まれるのもだいたい高校までですから、その時期をどう過ごしていたかが「人格」を見るには一番重要だと思います。

例えば、野球部やサッカー部などの花形部活に所属していたならAランク決定。逆に「部活してない」「男だらけの部活だった」「ゲームしたり漫画読んだりしていた」って答えたら、Cランクの可能性がとても高い(イケメンを除く)。女性と関わる機会が少なかったでしょうから、接し方もわからない人が多いはずです。

ちなみに、大学の話はあてになりませんよ。大学デビューしてAランク集団に紛れたCランクの人は、自分の過去を封印もしくは清算していますから、中高時代の話もしたがらないはずです。

私が進学した医学部なんて、そんな人が結構いると思います。「大学デビュー」してチャラつき出した男を「医大生」という肩書きを武器に活動していた人々がやっぱりいましたから……。大学時代の話はあてにならないなって思うんです。

自分が結婚相手に一番求めること、そして自分の強みを知ることが、婚活では大切なのではないでしょうか。

と、言っても私自身、選ぶこともできず、誰にも選ばれず、過ごしておりますので、偉そうなことは言えないのですけどね……。なんとなく、周りを見ていて、思ったことです。くだらない戯言だと思ってください(笑)。

Drまあや(折居麻綾)

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Photo by Akiko Michisita

東京生まれ、岩手育ち。岩手医科大学卒業後、慶應義塾大学病院で研修を終え脳神経外科医になる。2010年、かねてから夢だったファッションデザイナーの道に挑戦しようとロンドンのセントラル・セント・マーチン・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインに約2年間留学。帰国後はアーティスト活動と医師の二足の草鞋で活躍中。

初書籍が出版!

『カラフルデブを生きる』(セブン&アイ出版・刊)

著者:折居麻綾

定価:本体1,512円+税

7月15日発売予定

>>詳しくはコチラ

編集部
編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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