幸せになれないのに・・・「不倫願望」のあるアラサーが増えるワケ

女子にとってデメリットしかない不倫。根本的に報われないことはわかっているはずなのに、なぜか不倫にハマってしまうアラサー女子は後を絶ちません。そこには、女子だからこそ夢中になってしまう理由があるようなのです。

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不倫にハマる理由1「割り切った関係がラクだから」

「元々飽きっぽい性格のせいか、付き合っているうちに彼との関係が億劫になってしまうんです。それに比べて不倫なら、人間関係の煩わしさで悩むことはないからラク。彼から束縛されることもないので、居心地がいい」（33歳/歯科助手）

どんなに不倫をしていても、家庭がある限り男性が妻子を捨てることはありません。そのため、不倫相手の女性とは割り切った関係を持ちたがります。人間関係の煩わしさから解放されたい女子は、不倫にハマってしまう可能性が極めて高いと言えるのです。

しかし、一時的な快楽やあっさりした人間関係ばかりを求めていては、誰とも密接な付き合いはできないはず。煩わしさがあっても、深い信頼関係を築くことが大切なのではないでしょうか。

「同年代の男性って、女性をあまり褒めてくれません。でも、以前不倫関係にあったアラフォーの男性は『きれいだよ』『今日の服は素敵』など、何でも口にして褒めてくれたんです。女としての自信がない私にとっては、とても嬉しかったです」（30歳/コールセンター）

不倫をする男性は、相手の女性との限られた時間を楽しむことが一番の目的。女性をいかに喜ばせるかを考えている様は、まるでエンターテイナーです。その手段はプレゼントや褒め言葉など様々ですが、自分に自信がなかったり男性から褒められた経験が少ない女性ほど、ハマってしまう可能性は高いと言えます。

しかし男性が、不倫相手の女性を褒めるのは本心ではありません。その場を楽しく、自分に都合よく過ごすための手段であることを、忘れないようにしましょう。

「当時付き合っていた彼とのマンネリ関係で悩んでいた時、相談にのってもらった既婚男性と体の関係を持ってしまい、背徳感とスリルでハマってしまったんです。奥さんや自分の彼にバレないよう工夫をしたり、周囲の目を気にして行動することでドキドキして、夢中になってしまいました」（28歳/IT）

「不倫は許されない」という大前提があるからこそ、それに反した行動をすると背徳感を感じます。通常は「やめよう」と思うものですが、刺激に餓えている状態だと快感になってしまうのでとても危険です。

恋愛にドキドキを求めるのは大切ですが、それはお互いへの気持ちの高まりや純粋な愛から得るべきもの。スリルや背徳感にハマってしまうと、ノーマルな関係から得られる安心感に鈍感になってしまいます。そうなるとなかなか感覚を戻すことは難しいので、気を付けなければいけませんね。

「人一倍仕事に打ち込んできたせいか、同年代の男性の頼りなさばかりが目について、恋愛対象として見れなくなったのです。そんな私が唯一男性として見れるのが、不倫中の既婚の上司。仕事も収入も当然私以上だし、頼り甲斐もあるので好きになってしまいました」（32歳/マスコミ）

不倫にハマりやすいバリキャリ女性は、実は少なくありません。その理由には、同年代の男性たちに負けないスキルと収入を彼女たちが得ているために、「頼りなさ」を感じてしまうことがあげられるようです。そのため、既婚男性が持つ余裕に惹かれ、尊敬から愛情に変わってしまうのかもしれません。

しかし、その余裕と頼り甲斐は「帰る場所」と「守るべきもの」があるからこそ備わっているもの。男らしさを求める女性にとっては最大の魅力ですが、それがどこからくるのかを立ち止まって考えてみた方がいいかもしれません。

「経験豊富な既婚男性は、私にとっては成長させてくれる人。自分が知らないことを教えてくれたり、いろいろな所に連れて行ってくれるので、自分が成長できるような気がします。不倫はダラダラ付き合っていると思われがちですが、少なくとも私には得るものがあるんです」（30歳/事務）

自分磨きに力を入れる女性は少なくないでしょう。特に内面を磨きたい、好奇心が旺盛という女性は、男性との付き合いの中からも成長機会を探します。そんな女子の前に経験も知識も豊富な既婚男性が現れたら、魅力的に映って当然かもしれません。

確かに知識欲は満たされるでしょう。しかし、「都合のいい女」で居続けたら、あなたの魅力は削られる一方ですよ。

不倫は誰からも祝福されません。どんなに魅力を感じても、決して踏み込まないのが一番です。

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白倉みのり

オシャレに無頓着なのに、なぜかファッション業界に就職。結局その会社に7年間勤務し退職。言いたいことも言えない世の中に一石投じるべく、恋愛コラムを中心に執筆スタート。経験、実績、妄想入り混じる独自の観察眼で、男と女をぶった切ります。

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