本気じゃないからやめるつもりなし?イマドキ「不倫中ガール」の本音とは
昨年ごろから有名人の不倫報道が絶えませんが、アラサーの不倫は命取り。確実に婚期を遅らせるというのは皆さん共通の理解だと思います。
しかし、巷にはこの厳しい不倫バッシングの風潮もどこふく風で、不倫を継続するアラサーガールも。それでも不倫を続ける理由とは何なのでしょうか?そのきっかけや魅力など、彼女たちの本音を聞いてみました。
仕事面でのメリットが大きすぎてやめられない
「彼(39)とは1年半ほど前、仕事絡みで出会いました。当時、私は異動したばかりでまだまだ半人前。仕事上のミスも多く、別会社ながら彼からいろいろアドバイスをもらったりしていました。そのうち一緒に食事に行くようになり、不倫関係になりました。彼とはとても話が合って、出会ったころは『奥さんがいなければなあ』なんて考えたことも(笑)。今ではそんなこと思いませんけどね。
結局、仕事面で助けてもらえる、というのが関係を続けている最大の理由です。仕事ではもう一人前かもしれませんが、彼と同じプロジェクトを担当するときは『絶対的な味方がいる!」と思えてちょっと安心してしまいます。たとえ関係を解消しても、仕事では助けてくれるでしょうが……。別に今は彼氏もいないので、いいかな、と。向こうも奥さんとはすでに冷え切っているそうなので。バレたらどうしよう、とか考えないですね」(27歳/金融関係)
仕事上のメリットが大きいという意見。社内恋愛もそうですが、仕事のできる先輩・上司と関係を持つと、仕事において安心感を抱けるというのは理解できないことではありません。しかし「今は彼氏がいないから」と関係を継続すると、そのまま泥沼にはまりかねない気も……。
金銭的な魅力に逆らえない
「以前勤務していた病院の先生(47)と付き合って2年ほどです。既婚者であることは最初から知っていたし、最初は全然興味なかったんですが、先生のほうが私に興味を持ってくれたらしくて、食事に誘われたりするうちに付き合うことになりました。まあいつかは別れなきゃいけないとは思っているんですが、もう金銭的に魅力的すぎて(笑)。学会があると、私の分の航空券やホテルを取ってくれるので、休みを取って一緒に行くことも。国内はもちろん、場合によっては海外も、です。
こんな至れり尽くせりだと、なかなか関係を切れません。でも奥さんと別れてほしいとかは思わない。好きだけど……めんどくさいのは嫌なので。いつか私も結婚したいと思いますし、独り身のうちは、という感じです。当然、不倫は良くないことだし、本命の彼氏も探しています。年収などの金銭的な点でなかなか妥協できずに困ってますが」(33歳/医療関係)
確かに年上男性は金銭的に余裕がある場合が多く、アラサー女子が惹かれてしまうのも分かります。しかし、「良くない」という認識がありながら、結局関係をズルズル続けていては、新たな出会いに目を向けるのは大変そう……。若いころにあまりにもリッチな彼氏と付き合うと、それはそれで後遺症に苦しむ、というのもアラサーあるあるですね。
気持ちは彼氏一筋だからOK
「彼(50)とは仕事関係で3年前に出会い、ルックスがあまりに好みだったので、先輩に紹介してもらったのが始まりです。なので先輩は知っているんですが……正直、罪悪感はあまり感じないですね。彼氏を裏切っているという認識もない。だって気持ちは彼氏にしかないですからね!あくまで本命彼氏と予定が合わないとき、一緒にご飯行ったり、旅行行ったりという感じです。旅行代も払ってくれますし、言葉は悪いですが、都合のいい相手です。本命は本命、彼は彼と割り切っているので不倫相手に愛情はない。正直、のめりこむ女子の気持ちが分からないです。
相手は奥さんとすでに別居していますが、そこまで私にのめりこんでこないのも楽。結婚することになったら終わりにしますが、いろんな独身男性と遊ぶより、1人とパートナー的な付き合いができるほうが楽なので、しばらくは継続ですかね」(32歳/IT関連)
なんともすっぱり割り切った答えをいただきました。不倫相手に愛情はない、とまで言い切るのは、むしろ勇ましさすら感じてしまいます。しかし彼氏に対して罪悪感ナシ、というのは、彼氏の立場を考えると非常に残酷。やや自己中心的に見えます。
世の中では「いつか奥さんと別れてくれるかも」と期待抱く不倫女性の話をよく聞きますが、今回話を聞いた3人に共通する点としては「相手に深くはのめりこんでいない」という印象を受けました。昨今の不倫は男女とも、気持ち的にも割り切った関係が主流なんでしょうか?
なにはともあれ、不倫は誰かを傷つけるということに違いありません。アラサーガールにおいては婚期を遅らせる、ということも深く認識しておく必要がありそうです。
1987年生まれ、現役の新聞記者。お嬢大学出身を武器に、学生時代からコンパ、パーティー三昧の生活を送る。現在も仕事の合間にはコンパを欠かさず、そこで得た情報をもとにコラムを執筆。恋愛ネタを主軸に、スポーツ、芸能も守備範囲。趣味は旅。休みがある限り、バックパックでどこにでも行く。両親の転勤のため、現在の実家はインド・ムンバイ。
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