shin5のぶっちゃけ!恋愛トーク「交際経験ゼロの彼女との話」
漫画「結婚しても恋してる」の原作者でもあるshin5さん。
家族のため、大好きな奥様を大切にする姿が共感を呼んでいますが、いままでどんな恋愛をしてきたのか、愛妻家はどうやってつくられたのか、気になりますよね。
そんな恋愛においてのぶっちゃけトークを、連載形式でについて語っていただきます。
今回は【交際経験ゼロの女子と付き合った話】を聞かせてもらいましょう。
Contents
付き合い始めは順調だった
学生の頃付き合った彼女の話です。元々同じ部活で一緒にいる時間も長かったためか、付き合い始めは順調でした。
相手の年齢は、僕よりも2歳年下。いままで恋愛経験がない人でしたが、とても活発で明るく誰からも人気があった印象がありました。
ただ交際がスタートすると、彼女のイメージは部活中の雰囲気とは違っていて、二人きりの時間は僕から話しかけることがほとんど。
いま思えば、彼女は初めての交際で、とても緊張していたのかもしれません。
でも、当時はそこまで考えることが及ばず、なぜ僕からばかり?と疑問に思うこともありました。
それでも、自分なりに一生懸命話しかけたりメールを送ったりして、なんとか会話のキャッチボールは進み、毎日夜遅くまでいろんなことを語り合っていました。その時はとても楽しい時間に思えたのです。
付き合ってるってなんだろう?全て決めなくてはいけないプレッシャー
部活が休みの日は、一緒に帰ったりごはんを食べたりしてちょっとしたデート気分になります。でも、そういう時でも消極的になってしまう彼女。
「何を食べたいか」「どこに行きたいか」という話をすると、いつも決めるのは彼氏、つまり僕でした。
カフェに行ってパスタを食べるか、時間がある日はゲームセンターに行くかカラオケに行くか、いくつかの選択肢があります。
僕のほうから「今日は○○さんの行きたいところに行こう?」と聞くときもありましたが、決まって返事は「先輩が決めてください!」の言葉。
本来なら一緒にいれば楽しい時間が過ごせるはずなのに、帰りの時間までどうやって過ごそうか、お腹がすいたらどこに行こうかを考えることで頭がいっぱいになり、だんだんと一緒にいることが楽しくなくなっていました。
なんとなく付き合い続けて、別れてしまうことに
毎日のようにケンカをしてしまったり、「付き合ってみたけどこんなはずじゃなかった……」と感じてしまったりすると、どんどん気持ちが離れていく。そんな経験がある人も少なくないと思います。
僕たちもそれと同じように、そのあと3か月くらい付き合いましたが、ケンカが多くなりついには別れることに。
とはいえ好きで付き合っていたことは事実。僕は、彼女と別れたあとも、
「あの時、僕が彼女に傷つけるようなことを言ったからだ」
「向こうだって悪い。自分自身の気持ちを伝えずに、いつも人任せで……」
などという感情が入り乱れ、数か月は彼女のことを引きずっていました。
あの頃の恋愛を振り返って考えたこと
しかし、あのままもし彼女と戻る事があったとしても、きっとうまくいかなかったと思います。
なぜならば、本当にダメだった部分をお互いが明確に分かっていなかったから。
交際がうまくいかなくなる瞬間は、大きく3つです。
・会話が一方通行になってしまう
・一緒に楽しもうとする雰囲気が感じられない
・お互いに言いたいことが言えず我慢する
妻と結婚して10年近く一緒にいますが、たまに喧嘩になることがあります。
でもこれは、ただ単に相手を傷つけるためではなく、きちんと言いたいことを言い合うため。話し合いの延長上にあるものなのです。
また、普段の会話を大切にしたり、「今日は僕が休日のプランを考えるから、食べたいごはん考えてね」などと役割を決めたりしています。
休日は楽しいものですが、いろいろ調べたり予約したりと意外と手間なことが多いのも現実。負担がどちらかに偏らないようにすることは結構大切なことです。
相手について行く≠人任せにする
もし男性との交際経験があまりないという人がいたら、男性の一生懸命な気持ちを汲み取ってあげられるよう、少し気にしてみてはいかがでしょうか。
男性が皆、女性をリードするのが得意というわけではないですし、どちらかというと相手に任せてなんとなく一緒に過ごす男性も多いです。
たかだかデートのプランを決めるだけだと思うのは間違いで、それにはかなりの労力を使ってしまうこともあるのです。
それに、相手に「ついていく」のとすべて「人任せにする」のは似ているようでかなり違うので、たまには自分がやりたいことやしたいことを提案してみるのが良いと思いますよ!
またそれは、デートプランだけの話ではありません。初めての交際でも、相手に遠慮しすぎたり言いたいとこを我慢すると気持ちは伝わらないもの。うまくいかなくなって失恋して落ち込むくらいなら、もっと相手を大切にすればよかったと後悔しないよう、お互いに向き合うことが大切です。
そして、たとえ恋愛経験があったとしても、面倒だからといってデートの行先や旅行など、二人で楽しく過ごす時間の使い方を相手に任せっきりにしていないか、考えてみてください。
次の恋愛トークは「初めての同棲生活」について話をしてみようと思います。